構造物性研究会/不規則系物質先端科学研究会

日時：2019年3月24日（日）9:30-12:00
会場：工学院大学新宿キャンパス
共催：SPRUC構造物性研究会，SPRUC不規則系物質先端科学研究会
趣旨：高輝度放射光X線を利用した構造物性研究に焦点をあて、基礎セミナーを開催する。SPring-8のビームライン担当者やヘビーユーザーが講師を務め、粉末回折や全散乱、PDF（Pair Distribution Function）解析の基礎と応用を初学者向けにわかりやすく解説する。一般的な結晶構造解析だけでなく、SPring-8の高輝度光源の利用により、材料の平均構造から局所構造まで色々なレベルにおいて、どのような情報が得られるのか、研究事例についても紹介する。特に放射光を利用してみたいと思っているが、どのようなことがわかるのか、どのような手続きをすれば利用できるのかが不明確なため利用を躊躇されているような大学・企業研究者や学生の方々などを対象とする。本セミナー開催によって放射光X線を用いた粉末回折・全散乱・PDF解析の利用促進の契機とする。

プログラム（仮）
9:30-9:40 「はじめに」久保田佳基（大阪府立大学）
9:40-10:10「放射光粉末回折の基礎」河口彰吾（JASRI）
10:10-10:30「放射光粉末回折によるセラミックス材料の研究事例」森吉千佳子（広島大学）
10:30-10:40 休憩
10:40-11:10 「X線全散乱・PDF解析の基礎」尾原幸治（JASRI）
11:10-11:30「X線全散乱・PDF解析の研究事例」冨中悟史（NIMS）
11:30-11:40「SPring-8利用のすすめ（動向調査）」久保田佳基，河口彰吾
11:40-12:00「個別相談・名刺交換会」
動向調査に関する参加者アンケート実施予定