地球惑星科学研究会・高圧物質科学研究会・コヒーレントX線物質科学　合同研究会

• 日 程：2018年8月24日（金）13:00 -25日（土）11:45
  SPring-8シンポジウム2018サテライト研究会として開催
• 会 場：兵庫県立大学　姫路工学キャンパスA棟2階　小講義室I_A204室
• 主 催：SPRUC地球惑星科学研究会・高圧物質科学研究会・コヒーレントX線物質科学
• 趣 旨：
  地球惑星科学研究会：今年度は例年開催してきた地球惑星科学研究会・高圧物質科学研究会の２研究会での合同開催することにより、高圧科学に基礎をおいた研究開発成果の展開について議論するだけでなく、コヒーレントX線物質科学研究会を加えることにより、新分野・新領域に関する研究開発ニーズの収集、SPring-8II次期計画に向けた利用技術の開拓や科学分野創成について活発な議論を行うことを目的とする。
  高圧物質科学研究会：例年、地球惑星科学研究会と合同で研究会を開催しており、高圧科学の将来展開を議論してきた。今年度はこの活動を継続すると同時に、次期光源を見据えたさらに具体的な将来展開を議論するためにコヒーレントX線物質科学研究会を招いた3研究会の合同研究会を企画した。最新の高圧科学および精密X線光学を使った測定技術の講演を通じて、参加者間で密接な技術合流を行う。それぞれの研究分野の課題を新たな測定技術で解決し、新しい科学分野の創成を目指す。
  コヒーレントX線物質科学研究会：分野を問わず、環境（温度、圧力、磁場、電場等）制御下での微細組織の計測の需要が高まりつつある。コヒーレントＸ線回折イメージングにおいてはセル中やポリマーマトリクス中など理想環境でない状態の試料でも位相回復を行ってくるケースが見られるようになってきており、確実に試料環境制御とコヒーレントＸ線回折イメージングのギャップは埋まる方向に進んでいる。今回、環境制御やナノ・ミクロスケールの物質科学を専門とする研究会メンバーに加え、コヒーレントＸ線回折イメージングをはじめとする顕微手法の専門家を交え、これからの環境制御下イメージング・顕微計測の展開の可能性を議論するとともに、SPring-8次期計画で目指すサイエンスを議論する。