放射光構造生物学研究会 第20回研究会

概要

開催日: 2025年6月18日(水) 時間: 18:45 - 20:15

場所: アクリエ姫路(407室)

近年の構造生物学においてはX 線結晶構造解析に加えてクライオ電子顕微鏡やSAXS、中性子回折・散乱など複数の測定手法による多面的な切り口での構造化学的な研究、いわゆる相関構造解析の事例が増加している。さらに時分割結晶構造のように実験的に分子のダイナミクスにも迫っている。SPring-8ではビームライン(結晶構造解析、SAXS)やクライオ電顕などを組み合わせた相関構造解析を行えるように施設と利用制度を整備してきた。本研究会では施設を超えて実験を行うためにSPring-8に加えて、SACLA、NanoTerasu、中性子実験施設の現状を紹介いただき今後の相関構造解析研究における多施設利用の可能性について議論したい。

プログラム

18:45-18:50
開会挨拶
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18:50-19:10
『SACLAにおけるシリアルフェムト秒結晶構造解析実験の現状』
姜 正敏(理化学研究所)
19:10-19:30
『NanoTerasuタンパク質結晶構造解析実験ステーションの立ち上げ状況』
山田 悠介(東北大学)
19:30-19:50
『中性子利用とタンパク質科学』
日下 勝弘、佐藤 衛(CROSS)
19:50-20:10
『SPring-8構造生物学ファシリティについて』
坂井 直樹(高輝度光科学研究センター)
20:10-20-15
『総合討論』
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[ 研究会担当者の連絡先 ]
沼本 修孝(岡山大学):numoto.csb(at)okayama-u.ac.jp