大型放射光施設 SPring-8

コンテンツへジャンプする
» ENGLISH
パーソナルツール
 

PRESS Release 27 Mar. '97 写真等の説明


fb100000.gif 写真1:SPring-8 全景(航空写真)

fb200000.gif 写真2:線型加速器

銅色の筒状のものが加速管。電子銃から引き出された電子ビーム(左側から右の方 向に進む)は、この加速管により1GeVまで加速される。


fb300000.gif 写真3:シンクロトロン 入射部

中央下にある朱色が4極電磁石。その上方に延びる2本の円筒状パイプは、右側が 線型加速器から、左側がシンクロトロンのビームダクト。線型加速器は右パイプ上方 の遮蔽壁の向こう側に設置されている。線型加速器の1GeV電子ビームはこのパイ プを通ってシンクロトロンに入射される。右下、銀色の箱にシンクロトロンのビーム 入射用セプタム電磁石♯1が設置されている。


fb400000.gif 写真4:シンクロトロン 加速部

銅色の筒状のものが5連高周波加速空胴(1台250kW×8台の高周波電力で8GeV まで加速する)。加速空胴や電磁石の設置精度は±0.2mm以内。


fb500000.gif 写真5:シンクロトロン 出射部

出射軌道、シンクロトロン軌道及びビームダンプ軌道の分岐部。手前左下から右中 に並んでいるのがシンクロトロンの電磁石列。青色が偏向電磁石(全64台)、朱色が 4極電磁石、黄色が6極電磁石(各80台、4極電磁石に隠れて見えない)でシンクロ トロンの電子ビーム軌道を作る。中央から右斜め上に走る真空ダクトはビームダンプ ライン。さらにその奥にあり、途中から左上方に並ぶ列は、シンクロトロンで加速さ れた8GeVの電子ビームを蓄積リングに運ぶビーム輸送系(SSBT)。


fb600000.gif写真6:ビーム輸送系(SSBT)

シンクロトンから蓄積リングへのビーム輸送系(SSBT)。シンクロトロンは蓄 積リングに比べ9m低い場所に設置されている。手前にシンクロトロン、奥に蓄積リ ングがあり、シンクロトロンからの電子ビームは手前から来て、上方に上がって蓄積 リングに輸送される。


fb700000.gif写真7:蓄積リング 入射部付近

SSBT系を通って引き出された8GeV電子ビームは、入射系電磁石4台(しん ちゅう色をした3台と銅色をした1台)を通って蓄積リングに入射される。SSBT 系からの電子ビームは右奥から左手前に送り込まれる。


fb800000.gif写真8:蓄積リング収納部に設置された電磁石部

青色が偏向電磁石(全88台)、緑色が4極電磁石(全480台)、オレンジ色が6極 電磁石(全336台、4極電磁石に隠れている)、濃い緑色が挿入光源(アンジュレー タ)。


fb900000.gif写真9:挿入光源(アンジュレータ)

蓄積リングの偏向電磁石と偏向電磁石の間の部分では、電子ビームは直進する。こ の直進部分に挿入光源と呼ばれる永久電磁石群を挿入して放射光を発生させる。アン ジュレータは、永久電磁石を周期的に並べて作った磁場により電子の軌道を何回も蛇 行させ、特定の波長の放射光を高い輝度で得ることができる。


fb100001.gif写真10:ビームライン(基幹チャンネル部)

電子ビームは、左奥から右手前に周回している。中央奥にある挿入光源により放射 光が発生し、発生した放射光は左手前にあるビームライン(基幹チャンネル部)を通 って実験ステーションへ導かれる。


fb110000.gif写真11:蓄積リング 加速空胴

放射光を発生するたびにエネルギーを失う電子ビームは、この加速空胴内を通過す る時、強い電場で加速されることにより損失したエネルギーが補われる。蓄積リング 全体で24台の加速空胴が設置され、1周あたり合計2.4MWのマイクロ波が供給さ れる。


1st.jpg蓄積リングから発生した放射光の映像

蓄積リングに蓄積された8GeV電子ビームから発生した放射光をビームライン0 2B1の基幹チャンネル部に導き、放射光が発生したことを確認した映像。中心に白 く光っている長方形が放射光。




抄録


日本原子力研究所(理事長 吉川允二)と理化学研究所(理事長 有馬朗人)は、共 同で建設を進めている大型放射光施設SPring-8の最終段加速器である蓄積リ ングでの調整運転を本年3月から実施していたところ、3月25日、放射光専用施設 としては世界最高性能である8GeV(80億電子ボルト)電子ビームの蓄積に成功 し、翌3月26日には、放射光をビームライン基幹チャンネル部に導き、放射光が発 生していることを確認した。

引き続き、蓄積リングの調整運転、放射光ビームラインの調整運転等を行い、秋には 共同利用施設として供用を開始し、放射光利用研究が開始される予定。