医学利用生物試料準備室
概要
中尺ビームライン実験施設には、実験棟と研究棟の2棟の建物があります。実験棟には医学利用実験に供される2本のビームライン(BL20B2,BL20XU)と、それに関連した設備があります。BL20B2わきの動物処置室には,実験台や顕微鏡,冷蔵庫などが備わっています。研究棟にはユーザーが自由に利用できる医学利用生物試料準備室があります。その他に生化学、生理学等の目的に使用される準備室がありますが、利用法に応じた手続きが必要です。詳細は医学利用生物試料準備室のホームページをご覧ください。
(1) 医学利用生物試料準備室
(2) 生化学準備室(1,2)
(3) 生理実験準備室
医学利用生物試料準備室 (中尺ビームライン実験施設研究棟210号室)
この部屋は1日24時間・週7日利用可能です。利用手続きは不要です。利用法はリング棟生物試料準備室に準じます。
主な設備
- 中央実験台 (伸栄産業)
- pHメーター (ORION)
- 電子天秤 (SARTORIUS、3台)
- ドラフトチャンバー (伸栄産業)
- 簡易遠心機(エッペンチューブ用、トミー精工)
- マグネティックスターラー
- 試験管ミキサー
- 実体顕微鏡 (オリンパス)
- 冷蔵庫
純水、超純水、氷は2部屋となりの生化学準備室(1)から採取できます。
部屋には、酸素濃度警報装置が設置されています。警報が鳴動した場合は、速やかに退出して管理者または他の財団職員に連絡してください。
管理者 岩本裕之(PHS:3884)
生化学準備室(1,2)
生化学準備室(1)には、純水製造器(ミリポア、Elix-10)、超純水製造器(Milli-Q Academic)、製氷機(ホシザキ)があります。これらの設備から純水または氷の採取だけをされるときには特に事前の手続きは必要ありませんが、必ず使用記録をつけてください。またその場合でも、生化学準備室をはじめて使われる方は事前に管理者から部屋の使用法についてインストラクションを受けてください。
溶液の調製、蛋白の精製など、純水・氷の採取以外の操作をされる場合は基本的にリング棟生物試料準備室(Dゾーン)を使ってください。詳細はこちらをご参照ください。
主な設備
- 中央実験台 (オリエンタル技研)
- 純水製造器 (ミリポア、Elix-10、Milli-Q Academic)
- 製氷機 (ホシザキ)
- pHメーター (ORION)
- 電子天秤 (SARTORIUS、3台)
- 2波長分光光度計 (日立)
- 蛍光分光光度計 (日立)
- ドラフトチャンバー (オリエンタル技研)
- FPLC(Amersham-Pharmacia)
- HPLC(Waters)
- 遠心機
卓上 (SIGMA)
床置 (日立)
超遠心機(日立) - 遠心エバポレーター (EYELA)
- 凍結乾燥機 (EYELA)
- その他、電気泳動関連など
生理実験準備室
生理実験室には、解剖顕微鏡、倒立顕微鏡、刺激装置等の設備があります。光学顕微鏡用のミクロトームやオーブンなど,薄切片の作成に必要な設備もあります。実験遂行上必要な場合はこれらの設備も使用可能です。これらの設備を利用を希望されるときは、管理者にご相談下さい。
また、BL40XUに備え付けのものと同一のNd-YAGレーザー(Continuum)もあります。ビームライン実験の予備実験をする必要があるときにお使い頂けます。利用にあたっては事前に使用希望届(様式任意)と、所属機関においてクラスIVレーザー作業従事者として登録され、必要な健康診断を受けていることの証明書の提出が必要です。使用は必ず財団職員の立会いのもとで行ってください。また同レーザーには安全確保のためのインターロックシステムがあり、これに変更を及ぼすような使い方はできません。
管理者 岩本裕之(PHS:3884)、八木直人(PHS:3852)