2008B SPring-8共用ビームライン利用研究課題の募集について
登録施設利用促進機関
財団法人 高輝度光科学研究センター
SPring-8は、赤外線から硬X線までの広い波長範囲の高輝度放射光ビーム及び先端的な測定装置を備え、平成9年10月の供用開始からこれまで数多くの研究者に利用され、世界に冠たる成果を発表しております。
SPring-8を活用し、最先端の研究開発や社会に貢献する産業利用などを目指した一般研究課題を募集いたします。
また、一般課題の他に、JASRIが重点領域に指定したナノテクノロジー支援課題、産業利用課題、拡張メディカルバイオ課題およびメディカルバイオ・トライアルユース課題の募集を行っています。「重点ナノテクノロジー支援課題およびナノネット支援課題の募集について」「重点産業利用課題の募集について」「重点拡張メディカルバイオ課題の募集について」「重点メディカルバイオ・トライアルユース課題の募集について」を参照してください。なお、重点産業利用課題については、同じ内容での一般課題への二重申請はできません。申請を検討されているビームラインのご利用経験がない方は、申請前にビームライン担当者へご相談ください。
| 目次 | |
| 1. | 利用期間 |
| 2. | 応募方法:下書きファイル |
| 3. | 応募締切:平成20年6月26日(木)午前10時JST(提出完了時刻) |
| 4. | 対象ビームライン |
| 5. | 分野ごとに特徴ある課題選定 |
| 6. | 提供するビームタイム |
| 7. | 2008Bのセベラルバンチモード |
| 8. | 申請書作成上のお願い |
| 9. | 問い合わせ先 |
| 10. | 審査について |
| 11. | 審査結果の通知 |
| 12. | 消耗品の実費負担 |
| 13. | ビーム使用料 |
| 14. | 成果の公開および公表 |
| 15. | 次回(2009A)の応募締切 |
2.応募方法
Webサイトを利用した電子申請となります。以下のUser Informationウェブサイトから申請してください。下書きファイルをご用意しておりますので、ご利用ください。
User Information : https://user.spring8.or.jp/
トップページ>ログイン>課題申請/利用計画書>課題申請/利用計画書作成
課題を申請するには、まずユーザーカード番号とパスワードでログインする必要があります。まだユーザーカード番号を取得していない方は、ユーザー登録を行ってください。
なお、実験責任者は、ログインのアカウントのユーザー名で登録されるため、代理で課題申請書を作成する場合は、実験責任者のユーザーカード番号で作業のうえ、提出する必要があります。その場合、アカウントやパスワードの管理は実験責任者の責任の下でお願いします。
また、Web申請にあたり、申請者(実験責任者)だけでなく共同実験者も全員ユーザー登録が必要となります。従って申請者(実験責任者)は、課題の申請手続きを行う前に、共同実験者に対してユーザー登録を行うように指示してください。
詳しい入力方法については、「SPring-8利用研究課題オンライン入力要領」をご参照ください。また申請書の記入要領については、「SPring-8利用研究課題申請書記入要領」をご参照ください。
[成果非専有課題へ申請する場合]
『成果の形態および課題種』の選択画面で“成果を専有しない”をチェックし、「一般課題」を選択してください。
[成果専有課題へ申請する場合]
『成果の形態および課題種』の選択画面で“成果を専有する”をチェックし、「一般課題」を選択してください。
また、成果専有で申請する場合は、課題申請の後に、成果専有利用同意書(2006Bより変更)を提出していただく必要があります。当該のフォームをUser Informationウェブサイトの提出書類よりダウンロード後、料金支払いの責任者が記名・捺印のうえ、別途郵送してください(成果専有利用同意書の郵送期限:平成20年7月3日必着)。
3.応募締切
平成20年6月26日(木)午前10時JST(提出完了時刻)
電子申請システムの動作確認はしておりますが、予期せぬ動作不良等の発生も考えられます。申請書の作成(入力)は時間的余裕をもって行って頂きますようお願いいたします。
Web入力に問題がある場合は「9.問い合わせ先」へ連絡してください。応募締切時刻までに連絡を受けた場合のみ別途送信方法の相談を受けます。申請が完了し、データが正常に送信されれば、受理通知と申請者控え用の誓約事項のPDFファイルがメールで送られますので、必ず確認してください。
4.対象ビームライン
募集の対象となるビームラインを以下に示します。
■ 共用ビームライン
BL01B1 XAFS
BL02B1 単結晶構造解析
BL02B2 粉末結晶構造解析
BL04B1 高温高圧
BL04B2 高エネルギーX線回折
BL08W 高エネルギー非弾性散乱
BL09XU 核共鳴散乱
BL10XU 高圧構造物性
BL13XU 表面界面構造解析
BL14B2 産業利用 II (成果専有課題(平成20年10月〜12月実施)のみ)
BL19B2 産業利用 I (成果専有課題(平成20年10月〜12月実施)のみ)
BL20B2 医学・イメージング I
BL20XU 医学・イメージング II
BL25SU 軟X線固体分光
BL27SU 軟X線光化学
BL28B2 白色X線回折
BL35XU 高分解能非弾性散乱
BL37XU 分光分析
BL38B1 構造生物学 III
BL39XU 磁性材料
BL40B2 構造生物学 II
BL40XU 高フラックス
BL41XU 構造生物学 I
BL43IR 赤外物性
BL46XU 産業利用 III (成果専有課題(平成20年10月〜12月実施)のみ)
BL47XU 光電子分光・マイクロCT
■ 理研ビームライン
BL17SU 理研 物理科学 III
BL26B1 理研 構造ゲノム I
BL26B2 理研 構造ゲノム II
BL45XU 理研 構造生物学 I
なお、BL14B2, BL19B2, BL46XUは、平成20年10月から12月までに実施する成果専有課題のみ募集します。成果非専有課題では、別に案内しております成果公開優先利用課題、重点産業利用課題で募集します。
また、物質・材料研究機構のビームラインBL15XUと日本原子力研究開発機構のビームラインBL11XU, BL14B1, BL22XU, BL23SUは、別に案内しておりますナノネット支援課題のみの募集ですので、ご注意ください。
ご応募の前にビームライン・ステーションの整備状況をSPring-8ホームページのビームライン一覧表でご確認ください。不明な点はそれぞれのビームライン担当者にお問い合わせください。また、ビームラインを選ぶ際にはSPring-8利用事例データベースもご活用ください。
5.分野ごとに特徴ある課題選定
[1]BL41XU(構造生物学 I )ビームラインにおける成果非専有一般課題のビームタイムの1.5シフト単位配分の運用について
BL41XUではビームタイムの効率的配分と今後のさらなる課題増を勘案し、2008Aより1.5シフトを最小単位としてビームタイム配分を行う運用を開始しました。したがって、BL41XUのみを希望される場合は、1.5シフトや4.5シフトの申請も受け付けます。
第2希望としてBL38B1も申請される場合は、これまでどおり3シフト単位で申請してください。審査結果においてBL41XUでビームタイムが配分される場合は1.5シフト単位で配分される場合がありますが、BL38B1での配分は3シフト単位となります。
この運用は、BL41XU成果非専有一般課題のみを対象としており、成果専有課題や他のビームラインでは行いません。また、0.5シフトの配分はありません。
消耗品費定額分の負担については、こちらを参照してください。
[2]XAFS分野における予備実験ビームタイム
長時間のビームタイムを要望される課題で、新しい応用分野ないし挑戦的な研究、あるいは実験・解析技術の習得が必要なため、本格的に長時間の実験を行う前に予備実験が必要であると判断された課題については、まず予備実験に必要なビームタイムが配分されます。申請者は配分されたビームタイムで実験を行い、その実験・解析結果を報告し評価を受けた後、要望されている残りのビームタイムが配分されることになります。
[3]1年課題
分野の特徴として2回に分けて実験を行うことに重要な意味がある課題が多い散乱回折および分光分野では、B期から始まりA期にもシフト配分を行う1年課題の運用を以下のビームラインで行っています。
・BL02B1(単結晶構造解析ビームライン)
・BL04B1(高温高圧ビームライン)
・BL10XU(高圧構造物性ビームライン)
・BL27SU(軟X線光化学ビームライン)
1年課題を希望する方は、申請形式選択ページで“一年”を選んでください。
6.提供するビームタイム
ビームライン1本あたりのビームタイム(237シフト)から供出する割合は以下のとおりです。
[1]共用ビームライン
80〜50%程度:BL01B1, BL04B1, BL04B2, BL08W, BL10XU, BL13XU, BL20XU, BL25SU, BL27SU, BL28B2, BL35XU, BL37XU, BL38B1, BL39XU, BL41XU, BL43IR
50〜30%程度:BL02B1, BL02B2, BL09XU, BL20B2, BL40B2, BL40XU, BL47XU
成果専有課題(平成20年10月〜12月実施)のみ:BL14B2, BL19B2, BL46XU(その他、別に案内している重点産業利用課題(成果非専有)、成果公開優先利用課題(成果非専有)で募集)
[2]理研ビームライン(BL17SU, BL26B1, BL26B2, BL45XU):20%程度
応募の前に理研の担当者にお問い合わせください。
7.2008Bのセベラルバンチ運転モード
2008Bに行う運転モードは以下のとおりです。
Aモード:203bunches(蓄積リング全周において等間隔に203個のバンチに電子が入っている。)
Bモード:4-bunch train×84(連続4バンチのかたまりが、全周において等間隔に84ある。)
Cモード:11-bunch train×29(連続11バンチのかたまりが、全周において等間隔に29ある。)
*Dモード:1/14-filling+12bunches(全周を14等分し、1/14には連続して80.8mA相当の電子が入り、残りの部分は等間隔12カ所に各1.6mA相当のバンチがある。)
*Eモード:4/58-filling+53bunches(全周を58等分し、4/58には連続して47mA 相当の電子が入り、残りの部分は等間隔53カ所に各1.0mA相当のバンチがある。)
*運転モードの希望がある場合は、ポップアップメニューから選んでください。第1希望と第2希望のフィリングでは、どの程度効率が違うかを「その他」欄に記述してください。
*上記のDおよびEモードはB期(2008B、2009B、…)のみ運転します。A期(2009A、2010A、…)のDおよびEモードはそれぞれ1/7-filling+5bunchesおよび2/29-filling+26bunchesの予定です。
8.申請書作成上のお願い
[1]申請形式(新規/継続)について
SPring-8の課題は6カ月の間に実行できる範囲の具体的な内容で申請してください。SPring-8の継続課題は、前回申請した課題が何らかの理由により終了しなかった時に申請していただくものです。研究そのものが何年も続いていくことと、SPring-8の継続課題とは別に考えてください。前回採択された課題のビームタイムを終了されて、研究が続く場合は新規課題の申請を行ってください。
[2]実験責任者について
実験の実施全体に対してSPring-8の現場で責任を持つことが出来る人が実験責任者となってください。学生の方は実験責任者になれません。(博士課程の学生の方は萌芽的研究支援課題にお申し込みください。「萌芽的研究支援 利用研究課題の募集について」をご参照ください。)
[3]複数のビームラインへの利用申請について
一申請者が複数のビームラインを利用する場合は、ビームライン毎の申請としてください。科学的意義の書き方が同じでも、別のビームラインでの申請と容認できる場合には、審査で不利に扱われることはありません。
[4]本申請に関わるこれまでの成果について
成果発表リストとその概要は必ずご記入ください。最近のものから順にスペースの範囲内に書き込める内容をご記入ください。過去に利用実績のある申請者に対し、成果の公表状況を評価し、課題選定に取り入れます。
9.問い合わせ先
〒679-5198 兵庫県佐用郡佐用町光都1-1-1
(財)高輝度光科学研究センター 利用業務部
「共用ビームライン利用研究課題募集係」
Tel: 0791-58-0961/Fax: 0791-58-0965/e-mail: sp8jasri@spring8.or.jp
10.審査について
[1]成果非専有課題
科学技術的妥当性、研究手段としてのSPring-8の必要性、実験の実施可能性、実験の安全性について総合的かつ専門的に審査します。なお、産業利用分野に応募される場合、「科学技術的妥当性」については、期待される研究成果の産業基盤技術としての重要性及び発展性、並びに研究課題の社会的意義及び社会経済への寄与度を特に重点的に審査します。また、過去に利用実績のある申請者に対し、成果の公表状況を評価し、課題選定に取り入れます。
[2]成果専有課題
実験の実施可能性、安全性、公共性及び倫理性について審査します。
12.消耗品の実費負担
2006Bより利用実験において実験ハッチにて使用する消耗品の実費(定額分と従量分に分類)について、共用ビームタイムを利用する全ての利用者にご負担いただいています。
定額分:10,300 円/シフト(利用者別に分割できない損耗品費相当)税込
但し、BL41XUにおいて配分シフトが 1.5シフトの奇数倍の場合(1.5シフト、4.5シフト)は、15,450円/1.5シフト として精算する。配分シフトが整数の場合(3シフト、6シフト…)は、10,300円/シフトとする。
従量分:使用に応じて算定(液体ヘリウム、ヘリウムガス及びストックルームで提供するパーツ類等)
なお、2008B期において外国の機関から応募される一般課題については、国費による消耗品費の支援を受けています。従って、消耗品費については利用者が支払う必要はありません。
詳細についてはSPring-8ホームページの「SPring-8における消耗品実費負担に対応する利用方法の詳細について」をご覧ください。
13.ビーム使用料
2006Bより以下のとおりとなっています。
成果非専有課題(成果公開*):無料
成果専有課題:通常利用 :480,000円(ビーム使用料)/1シフト(8時間)税込
時期指定利用:720,000円(ビーム使用料+割増料金)/1シフト(8時間)税込
*課題終了後60日以内に利用報告書を提出していただくことで、成果が公開されたとみなしますが、論文発表等での成果の公表をお願いします。
14.成果の公開および公表
課題終了後60日以内に所定の利用報告書をJASRIに提出していただきます。JASRIでは、2008B期終了後60日目から2週間後に利用報告書をWeb公開します。また、論文発表等で成果を公表して、公表後すみやかにJASRIに登録していただきます。
15.次回(2009A)の応募締切
次回利用期間(平成21年前期)分の募集の締め切りは平成20年12月初旬頃の予定です。