大型放射光施設 SPring-8

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2017B 生命科学/タンパク質結晶構造解析分野の課題の運用について

本募集は締切りました。

登録施設利用促進機関
公益財団法人高輝度光科学研究センター

 2015A期より、SPring-8の共用タンパク質結晶構造解析ビームライン(BL41XU、BL38B1、BL32XU、BL26B1/B2)における生命科学/タンパク質結晶構造解析分野の利用研究課題について、より柔軟性の高い利用制度を導入しました。以下の運用方法をご確認のうえ、ご応募ください。

[目次

1. 運用変更のポイント
2. 背景
3. 詳細
4. 申請書作成上の注意
5. 審査について
6. 審査結果の通知
7. 利用日の決定
8. その他
9. 問い合わせ先



1.運用変更のポイント

(1)SPring-8利用研究課題審査委員会(PRC)では、課題の採択/不採択と優先順位のみを決定します。

(2)課題の有効期限を1年間とします。

(3)ビームタイム配分(シフト数、利用日、利用ビームライン)は、年4回(おおよそ3月、5月、8月、10月)実験責任者へ希望調査を行い、優先順位に基づいて施設側のビームタイム配分会議で審議のうえ決定します。良質の結晶が得られている場合には、希望調査に回答して下さい。

(4)課題申請時にはビームラインの指定はできません。申請時に既に測定可能なタンパク質結晶が得られている必要はありませんが、得られていない場合には申請書に結晶化への取り組みについて記述して下さい。

(5)ビームタイムの最小配分単位は、BL38B1、BL26B1/B2では1シフト、BL32XUでは1.5シフト、BL41XUでは0.5シフトです。

2.背景

タンパク質結晶構造解析は、国際的に競争の激しい分野であるため研究の迅速性が重要であり、結晶が得られたのちに直ちに測定を行うことが求められています。
これまでSPring-8では、タイムリーな測定を望むユーザーの要望に答えるため、生命科学(L1)分科会留保ビームタイムを各期の途中に確保し、都度ビームタイムを公募することでその要望に対応してきましたが、全課題について、より柔軟な利用制度が求められていました。このような状況を鑑み、2015A期より、SPring-8の共用に供しているタンパク質結晶構造解析ビームライン5本(BL41XU、BL38B1、BL32XU、BL26B1/B2)における生命科学/タンパク質結晶構造解析分野の利用研究課題について、より柔軟性の高い利用制度を導入し、運用を開始しました。なお、本運用開始に伴い、留保ビームタイム課題の運用は2014B期をもって廃止しました。

3.詳細

3.1 対象ビームライン
以下のタンパク質結晶構造解析ビームライン5本(以下、「PX-BL」という)を対象ビームラインとします。
【アンジュレータビームライン2本】
 ・共用BL41XU 構造生物学Ⅰ
 ・理研BL32XU ターゲットタンパク
【偏向電磁石ビームライン3本】
 ・共用BL38B1 構造生物学Ⅲ
 ・理研BL26B1 構造ゲノムⅠ
 ・理研BL26B2 構造ゲノムⅡ
上記対象ビームライン1本あたりのビームタイムから供出する割合は、「2017B一般課題の募集について」の「3.(2)対象ビームラインおよびビームタイム」でご確認ください。

3.2 対象分野・課題
 PX-BLにて、生命科学/タンパク質結晶構造解析分野(L1分野)で審査される下記の利用研究課題を対象とします。
(1)一般課題(成果非専有利用)
(2)大学院生提案型課題(旧名:萌芽的研究支援課題)

3.3 利用時期
 2017B期より2018A期まで(2017年10月〜2018年7月(予定))の期間にシフトを配分します。シフト配分にあたり、年4回(おおよそ3月、5月、8月、10月)希望調査を行います。
 なお、PX-BLにおける一般課題(成果専有)および成果公開優先利用課題は、通常どおり利用時期を半年とし、今回の募集では、2017B(2017年10月〜2018年2月(予定))にシフトを配分しますが、各利用期において2回に分けて利用日の希望調査を行い、前述3.2の2つの対象課題より優先的に利用日が決定されます。長期利用課題は、各利用期に同様の利用日希望調査を行い、同対象課題よりも優先的にシフトが配分されます。PX-BLにおける他分野の課題や、重点研究課題は通常どおり2017B期にシフトを割り当てます(利用日はこれまでどおり利用期開始前に決定)。

3.4 PX-BLにおける各種課題の取り扱い
Research Proposals with Use of PX-BLs

① 一般課題(成果非専有)、大学院生提案型課題(旧名:萌芽的研究支援課題)

 [L1分野]
生命科学/タンパク質結晶構造解析分野の課題として運用が大きく変わります。詳しくは、本ページをご確認ください。運用について不明な場合は、「9.(1)タンパク質結晶構造解析に関する相談窓口」へお問い合わせください。

 [L1分野以外]
これまでの運用と変更はありません。

② 重点研究課題(産業新分野支援課題、社会・文化利用課題)

 [全分野]
L1分野としての申請であっても、これまでの運用と変更はありません。
(注意)重点研究課題では不採択となったが、一般課題で採択された場合

 [L1分野]
生命科学/タンパク質結晶構造解析分野の課題として本運用(課題の優先順位付け・有効期間1年その他)が適用されますのでご注意ください。詳しくは、本ページをご確認ください。運用について不明な場合は、「9.(1)タンパク質結晶構造解析に関する相談窓口」へお問い合わせください。

 [L1分野以外]
これまでの運用と変更はありません。

③ 成果公開優先利用課題 および ④ 一般課題(成果専有)

 [全分野]
配分シフトおよび利用日は、ビームタイム配分会議で決定されます。Web申請方法等に変更はありません。
・採否通知の際にお知らせする配分シフト数は、利用できるシフト数の最大値とお考えください。利用期内に良質な結晶が作成できなかったため測定ができず、やむを得ずシフトが余った場合は、キャンセル扱いとなり利用料金が減額されます。※余ったシフトは次利用期に繰り越しできません。
・利用日の希望調査は、これまで各利用期が始まる前に1回行っていましたが、2015A期からは利用期毎に2回行っています。

⑤ 長期利用課題

 [L1分野]
配分シフトおよび利用日は、ビームタイム配分会議で決定されます。Web申請方法等に変更はありません。
・採択時および採択後の利用期毎にお知らせする配分シフト数は、最大値とお考えください。利用期内に良質な結晶が作成できなかったため測定ができず、やむを得ずシフトが余った場合は、キャンセル扱いとなります。
※余ったシフトは次利用期に繰り越しできません。
・利用日の希望調査は、これまで各利用期が始まる前に1回行っていましたが、2015A期からは利用期毎に2回行っています。

 [L1分野以外]
これまでの運用と変更はありません。

4.申請書作成上の注意

 通常の課題申請と同様、Webサイトを利用した電子申請となりますが、申請書作成の際には以下の点にご注意ください。なお、通常の申請方法については、「2017B SPring-8利用研究課題募集要項」の「3.課題申請に必要な手続き」をご一読ください。

《注意1》
課題種を選択後、必ず「蛋白質結晶構造解析」にチェックしてください。

User Information Webサイト(UIサイト): http://user.spring8.or.jp/
 トップページ>マイページにログイン>課題申請/利用計画書>新規作成
・STEP1『成果の形態』:“成果非専有”をチェック
・STEP2『課題の種類』:“一般課題”を選択※
「蛋白質結晶構造解析」にチェック
※学生は“大学院生提案型課題”(旧名:萌芽的研究支援課題)を選択

《注意2》
生命科学/タンパク質結晶構造解析分野の課題は、他分野とは申請書に記載する内容が異なりますので、申請書下書きファイル「一般課題、大学院生提案型課題(タンパク質結晶構造解析分野、成果公開)」の記載に沿って申請してください。

[審査希望分野](変更不可)
大分類は[L]生命科学、小分類は[L1]蛋白質結晶構造解析がデフォルトで表示されます。

[希望ビームライン]
PX-BL」がデフォルトで表示されます。申請時にビームラインの指定はできません。希望ビームラインの詳細は、「ビームライン選定の理由」に記述して下さい。

[ビームライン選定の理由]
測定を希望するビームライン(複数可)について、希望する理由を記述してください。

[シフト数算出の根拠]
測定を希望するビームライン(複数可)について、半年間に必要と思われるシフト数を参考値として記入し、その算出根拠を記述してください。

[重複申請について]
通常の一般課題と同様、重点研究課題(産業新分野支援課題、社会・文化利用課題)との重複申請はできません。PX-BLへ重点研究課題として申請され、不採択となった場合は、自動的に一般課題として改めて審査され、本運用該当課題として採択された場合(PX-BLにおけるL1分野の課題)は本運用(課題の優先順位付け・有効期間1年その他)が適用されます。

[包括的申請について]
複数のタンパク質を対象とした課題を申請することは可能ですが、それらは一つの生物学的研究に関わるものに限ります。無関係のタンパク質の構造解析を一つの課題として申請することはできません。

5.審査について

 通常の一般課題/大学院生提案型課題(旧名:萌芽的研究支援課題)と同様、科学技術的妥当性、研究手段としてのSPring-8の必要性、実験の実施可能性、実験の安全性および倫理性について総合的かつ専門的に審査します。ただし、申請書の記述内容が著しく不十分な場合、実施可能性や安全性に重篤な問題がある場合や他の採択課題と内容が重複していると判断された場合等を除き、全ての申請課題を仮採択し、優先順位のみを決定します。

6.審査結果の通知

 審査結果は、申請者に対して、2017年8月下旬に文書にて通知します。通知書には、優先順位のみをお知らせします。配分シフトや決定ビームラインは、「7. 利用日の決定」にあるとおり、年4回実施するビームタイム配分の希望調査の後、利用日とともに決定・通知します。

7.利用日の決定

 採択された課題の実験責任者に対し、年4回(おおよそ3月、5月、8月、10月)に配分シフトおよびビームラインの希望調査をメールで行います。各回の調査対象期間は以下を予定しています。

調査時期(予定) 8月頃 10月頃 3月頃 5月頃
利用対象期間(予定) 2017年10月〜11月 2017年11月〜2018年2月 2018A期:運転計画未定

各調査時期に合わせてJASRIより実験責任者へ希望調査メールを送信しますので、シフト数、ビームライン等をご連絡いただきます。総希望シフト数が利用可能なシフト数を越えた場合は、通知書でお知らせした優先順位に従いビームタイム配分会議にてシフト数・実施ビームラインについて調整が行われます。シフト数、ビームラインと利用日が決定しましたら、JASRIよりメールにて通知します。
【注意】
総希望シフト数が利用可能なシフト数を越えた場合、優先順位に従い利用日を割り付けるため、優先順位の低い課題へシフトを割り当てられない可能性があります。なるべく全ての採択課題へシフトを配分するようビームタイム配分会議で最大限配慮しますが、やむを得ず有効期限(1年)内に実施できない場合もあり得ますこと、予めご了承ください。またこの場合、有効期限の延長措置はありませんので、新たに課題をご申請ください。

8.その他

(1)利用に当たっての料金について
通常の一般課題大学院生提案型課題(旧名:萌芽的研究支援課題)に準じます。詳しくは、各募集要項をご確認ください。

(2)成果の公開について
通常の一般課題大学院生提案型課題(旧名:萌芽的研究支援課題)に準じます。なお、有効期限が1年間であるため各期(2017B期および2018A期)で合計2つの課題番号が付与されますが、成果の公開については、それら2つの課題番号をグループ化し1つの課題として取り扱います。詳しくは、UIサイトの「成果公表」をご確認ください。

(3)利用課題実験報告書の提出期限について
通常の一般課題等の場合、課題終了後60日以内にご提出いただいておりますが、生命科学/タンパク質結晶構造解析分野の利用研究課題のみ、その運用特性を考慮し「各期終了後60日以内」とします。

(4)mail-inによる測定について
どの種類の課題につきましても、試料を郵送していただき、所外から測定を行うことが可能です。また、スタッフによる測定も可能です。ご希望の方は、ビームライン担当者または、「9.(1)タンパク質結晶構造解析に関する相談窓口」まで申請前に必ずお問い合わせください。

9.問い合わせ先

(1)タンパク質結晶構造解析に関する相談窓口
公益財団法人 高輝度光科学研究センター
タンパク質結晶解析推進室
室長 熊坂崇
E-mail:kumasaka@spring8.or.jp/TEL:0791-58-0833

(2)課題申請手続き等に関する相談窓口
〒679-5198 兵庫県佐用郡佐用町光都1-1-1
公益財団法人 高輝度光科学研究センター 利用推進部 共用推進課
TEL:0791-58-0961 FAX:0791-58-0965
E-mail:sp8jasri@spring8.or.jp

最終変更日