申請書類と手続きの方法など(国際規制物資/密封状放射性物質・SPring-8)
申請書類一覧
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No (U-様式) | 書類名 |
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記入例
How to write ? |
国際規制物質の持込み · 持出し →手続き | |||
2-3c(22) | 国際規制物資使用計画書 for ユーザー | ||
密封状放射性物質 →手続き | |||
2-4(21) | 密封状放射性物質持ち込み申請書兼承認書 | |
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放射性試料 →手続き | |||
2-5(34) | 放射性試料使用実験承認申請書 |
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手続き方法など
実験に放射性物質を用いる際の手続きについて
放射性物質の使用方法 | 提出すべき書類 | 提出先 |
放射性物質(土壌を含む)を測定試料とする | [様式 34]放射性試料使用実験承認申請書 | JASRI 安全管理室 |
国際規制物資(天然ウラ ン・トリウム等)を測定試料とする | [様式 34]放射性試料使用実験承認申請書 | JASRI 安全管理室 |
[様式 22]国際規制物資使用計画書 | ||
密封放射線源を校正用として使用する | [様式 21]密封状放射線源持ち込み申請書 | JASRI 安全管理室 |
その他 | JASRI 安全管理室にご相談ください。 |
■ 国際規制物資使用計画書 様式 22(提出:実験責任者)
国際規制物質の持込み · 持出し
SPring-8 において、下記の許可条件で、国際規制物資(天然ウラン・トリウム等)を含む試料を放射光実験に使用することができます。
<許可条件>
1. 使用目的
光と電子の相互作用を利用したウラン化合物及びトリウム化合物の電子状態、磁気的状態及び結晶構造の研究。
2. 使用方法
XAFS、EXAFS、XAS、XMCD、X線回折、コンプトン散乱、メスバウア効果等による試料解析。
3.許可使用場所および使用物資:
使用場所 | 使用物資 |
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区分 | 供給当事国 | 許可数量(g) | |||||||||||
蓄積リング棟実験ホール (MBA符号:KMWA)*1 |
天然ウラン | アメリカ | 50 | ||||||||||
フランス · ユーラトム | 40 | ||||||||||||
カナダ | 10 | ||||||||||||
その他*2 | 10 | ||||||||||||
劣化ウラン | アメリカ | 40 | |||||||||||
フランス · ユーラトム | 40 | ||||||||||||
その他*2 | 10 | ||||||||||||
トリウム | その他*2 | 10 | |||||||||||
利用実験施設X線実験室(108 · 109) (MBA符号:KMWB) |
劣化ウラン | アメリカ | 50 | ||||||||||
フランス · ユーラトム | 40 |
*2:次の供給当事国及びこれらの組み合わせ以外の国をいう。供給当事国;アメリカ、オーストラリア、フランス · ユーラトム、イギリス · ユーラトム、カナダ、中国、ユーラトム、IAEA、日本
4. その他の条件
ウランやトリウムを含む試料の取り扱いは、試料が密封されているとみなし得る状態であることを前提とします。密封の状態の適否は、個別に判断しますので、予め安全管理室にご相談ください。なお、SPring-8 の取得したものは、国際規制物資の使用許可です。そのため核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律(昭和三十二年六月十日法律第六十六号)の第52条に規定された使用許可を有する施設からしか、試料を受け入れることができません。予め、ご了承置き下さい。
ウランやトリウムを含む試料は、実験終了後、総てもとの事業所に持ち帰っていただくことが必要です。
<ウランやトリウムを含む試料を用いて実験する際に必要な手続き>
国際規制物資の受け入れから払い出しまでの基本的な流れを、図1のフローチャートに示します。
図1:国際規制物資管理の受入から払出までの流れ
密封小線源の貸出し・返却
密封状放射性物質持ち込み
密封状放射線源(チェッキングソース)の持ち込み・持ち出しについて取扱いの可能な線源強度はBSS免除レベル未満のチェッキングソースです。
チェッキングソースを持ち込む場合には、事前に利用推進部に必要書類を提出してください。
様式21 「密封状放射性物質持ち込み申請書」
両面印刷して下さい。
2. 書類の提出
持ち込する予定日の2週間前までに必要な書類を利用推進部に提出して下さい。
チェッキングソースの持込申請の可否については実験責任者へご連絡いたします。
また、可否判定のためにチェッキングソースの使用条件等についてお問合せする場合があります。その節は、ご協力をお願いいたします。
なお、放射性物質を自作で密封したチェッキングソースは、原則として持ち込みを認めません。
3. 持ち込み時
・線源を持ち込む際には、放射線管理受付で線源の確認をしますので、北管理棟の放射線管理受付へお立ち寄り下さい。
・線源は、紛失・盗難に注意し、申請した場所以外で使用しないで下さい。また、紛失・破損等の異常を発見した場合は、直ちに放射線管理受付まで連絡して下さい。
・作業場所の線量率が、6μSv/hを超えるような強度ある線源を使用する場合には、人がみだりに立ち入らないように縄張り等の措置を講じて下さい。
・線源を保管する時は、必ず施錠して下さい。
・線源の「また貸し」は、しないで下さい。(責任の所在を明確にする為)
・SPring-8/SACLAでは、線源の破損・紛失を防止するため、原則として線源をタグ付きのケースに入れたままの状態で使用して下さい。
実験をおこなう上で、そうした方法を取る事が困難な場合には予め放射線管理受付に相談して下さい。
4. 持ち帰り時
線源を持ち帰る際にも、放射線管理受付で線源の確認をしますので、放射線管理受付へお立ち寄り下さい。
持ち帰り予定日が、時間外や休日の場合には事前にご相談下さい。
放射性試料使用実験
SPring-8 において、放射性試料(放射性物質(土壌を含む)及び国際規制物資を含む)を使用する実験を行う場合は、量及び形態を問わず、事前に利用実験放射線安全委員会による安全審査が行われます。課題採択通知後の定められた期日までに、「放射性試料使用実験承認申請書」をJASRI安全管理室までメール添付で提出してください。もし上記委員会により、密封方法を含む安全対策が不足と判断された場合は、実験方法や装置の改善を求めることがありますので、その際はご協力をお願いいたします。