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BL02B1 大型湾曲IPカメラ

問い合わせ番号

INS-0000001509

大型湾曲IPカメラの概要

 大型湾曲IPカメラは、主に単結晶による機能構造相関研究を展開することを目的として導入されました(図1)。本装置の仕様は表1の通りです。検出器には、電荷密度分布レベルでの解析に必要とされる高精度なデータ収集を実現するために、定量性に優れたイメージングプレート(IP)を採用しました。IPは、X線エネルギーの選択性がほとんどなく、広いダイナミックレンジを有することから、本研究において、最適な検出器です。また、本装置には、汎用性を高めるために、2つのゴニオメータ(1軸および3軸)が搭載されており、実験に応じて使い分けることが可能です。湾曲IPカメラの半径は、191.3mmであり、高いX線エネルギーを用いた実験で十分な空間分解能が保てるように設計されているだけでなく、外場応答などアタッチメントの取り付けを必要とする実験のための自由度も確保されています。データ測定および処理ソフトは、汎用ラボ装置と類似のインターフェースを採用しており、単結晶回折実験の経験者であれば、直感的に操作が可能です。また、大型湾曲IPカメラには、He/N2ガス吹き付け低温装置が常設されており10Kから400K(コントローラ設定値)での温度可変測定が可能です。本装置を用いた実験では、申請前にビームライン担当者への問い合わせを推奨します。

図1 大型湾曲IPカメラ(3軸回折計使用時の配置)

IPサイズ 350 mm x 683 mm
ピクセルサイズ 100 μm x 100 μm
カメラ半径 191.3 mm
2θ 分解能 0.030°/pixel
2θ 検出範囲 -60° ~ +145°
表1 主な大型湾曲IPカメラの仕様

参考文献

  1. K. Sugimoto, SPring-8利用者情報誌, 2009, 14, 36-39.
  2. K. Sugimoto, H. Ohsumi, S. Aoyagi, E. Nishibori, C. Moriyoshi, Y. Kuroiwa, H. Sawa, M. Takata, AIP Conf. Proc., 2010, 1234, 887-890.
最終変更日 2011-06-09 10:25
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