大型放射光施設 SPring-8

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BL23SU 表面化学実験ステーション

問い合わせ番号

INS-0000000485

表面化学実験ステーション

  表面化学実験ステーションは表面界面で起こる化学反応を研究するために実験ホール内に設置されています。表面化学実験ステーションは六つの真空チェンバから構成されています(ロードロック室、表面準備室、走査プローブ顕微鏡(SPM)室、反応室、放射光(SR)モニタ室、超音速分子線(SSMB)装置)。表面準備室ではAr+イオン銃によるスパッタリングと1450Kまでの加熱で表面の清浄化が可能です。再構成表面とその化学組成は低エネルギー電子線回折法(LEED)とオージェ電子分光法(AES)で観察・評価できます。可変リークバルブを備えたガスドーズも出来ます。SPM室ではオミクロン社のUHV-SPM装置を使って走査トンネル顕微鏡(STM)像と原子間力顕微鏡(AFM)像の室温観察ができます。反応室では超音速分子線と単色放射光を試料表面に同時に照射することができます。200Kから1450Kの温度範囲でオミクロン社のEA125アナライザー(5チャンネルトロンの検出器)を使ってリアルタイム光電子分光観察が可能です。反応室にはAr+イオン銃、Al/MgツインアノードX線源、可変リークバルブのガスドーザも具備されています。SRモニタ室は反応室のガスがビームラインに拡散するのを防止するために差動排気の役割も果たしています。熱エネルギー領域と超熱エネルギー領域の運動エネルギーを持ったガス分子の供給とリアルタイム光電子分光観察、STM/AFM、LEED/AESの各種測定が可能です。

表面化学実験ステーション

図1 表面化学実験ステーション

図2 表面化学実験ステーション上部全図

図2 表面化学実験ステーション上部全図

最終変更日 2019-11-21 16:52