大型放射光施設 SPring-8

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パーソナルツール
 

有機結晶のトポグラフィ

  • 初心者向け

問い合わせ番号

SOL-0000001527

ビームライン

BL28B2(白色X線回折)

学術利用キーワード

A. 試料 有機材料
B. 試料詳細 結晶, 蛋白質
C. 手法 X線回折
D. 手法の詳細
E. 付加的測定条件 二次元画像計測
F. エネルギー領域
G. 目的・欲しい情報 欠陥、転位、歪み

産業利用キーワード

階層1 工業材料, その他
階層2 シリコン系半導体
階層3
階層4 格子定数
階層5 回折

分類

A80.32 有機材料, M10.10 単結晶回折

利用事例本文

白色X線トポグラフィは、ワンショットで、異なる回折指数のトポグラフ像が得られる手法です。この手法を用いることで、長時間露出や試料の固定が難しい有機結晶の転位の性質を調べることができます。図はたんぱく質のトポグラフ像です。同時に得られたこれらのトポグラフ像から、この転位線のバーガースベクトルを決定することができます。

図 リゾチーム単結晶のトポグラフ像。(a)ラウエ写真、(b)スポット2の拡大像および(c)スポット4の拡大像。

画像ファイルの出典

BL評価レポート

ページ

57

測定手法

図1に示すように、指向性の高い白色X線を試料に入射することで、回折指数の異なるトポグラフ像を一度に得ることができる。

white-xray-topo.jpg

図1. 白色X線トポグラフィ。それぞれの回折スポットが回折指数の異なるトポグラフ像になっている。

画像ファイルの出典

私信等、その他

詳細

測定準備に必要なおおよその時間

2 時間

測定装置

装置名 目的 性能
水フィルター 試料の損傷を軽減する
高速シャッタ ミリ秒露出時間調整 最短露出時間1msec
X線フィルム 二次元検出器

参考文献

関連する手法

アンケート

本ビームラインの主力装置を使っている

測定の難易度

初心者でもOK

データ解析の難易度

中程度

図に示した全てのデータを取るのにかかったシフト数

1シフト以下

最終変更日 2006-03-31 11:43