高エネルギーX線マイクロビームを用いた重金属蓄積植物の分析
問い合わせ番号
SOL-0000001576
ビームライン
BL37XU(分光分析)
学術利用キーワード
A. 試料 | 生物・医学 |
---|---|
B. 試料詳細 | |
C. 手法 | 蛍光X線 |
D. 手法の詳細 | XANES, 微量元素分析 |
E. 付加的測定条件 | マイクロビーム(1-10μm) |
F. エネルギー領域 | X線(4~40 keV), X線(>40 keV) |
G. 目的・欲しい情報 | 化学状態, 局所構造, 元素分析(組成), 元素分析(微量), 元素分布 |
産業利用キーワード
階層1 | その他 |
---|---|
階層2 | |
階層3 | |
階層4 | 元素分布 |
階層5 |
分類
利用事例本文
この事例は,高エネルギーマイクロビームを利用して,カドミウム蓄積植物について調べたものです。ミクロンレベルの分解能が得られることにより,毒性金属の植物体内での代謝についての知見を得ることを目的としています。
図に示すのは,トライコームと呼ばれる葉の表面に生えるひげのようなものの蛍光X線イメージング結果です。小さなトライコームの中にも関わらず,カドミウムの分布が亜鉛などと異なっていることがわかりました。
図 トライコームの蛍光X線イメージング
画像ファイルの出典
私信等、その他
詳細
測定手法
マイクロビームに関しては事例:全反射ミラーを用いた高エネルギーX線マイクロビーム を参照して下さい。この事例ではX線エネルギー37keVで1.5ミクロン程度のビームサイズが実現されています。
画像ファイルの出典
図なし
測定準備に必要なおおよその時間
1 シフト
測定装置
装置名 | 目的 | 性能 |
---|---|---|
高エネルギーX線マイクロビーム調整装置 | マイクロビーム生成 | ビームサイズ1ミクロン程度 |
参考文献
関連する手法
アンケート
SPring-8だからできた測定。他の施設では不可能もしくは難しい
本ビームラインの主力装置を使っている
最近2年以内に導入した装置を使った事例
測定の難易度
中程度
データ解析の難易度
図に示した全てのデータを取るのにかかったシフト数
10シフト以上