特定放射光施設ユーザー協同体(SpRUC)

レーザー電子光を用いた素粒子・原子核科学研究会
研究分野 物質基礎, 計測
関連するビームライン     
SPring-8 BL31LEP
研究会連絡先(問い合わせ窓口) 水谷 圭吾
所属:大阪大学核物理研究センター
Email: miztani (at) rcnp.osaka-u.ac.jp
研究会の概要、活動目標・目的

レーザー電子光は蓄積リング内8 GeV電子と外部より入射される紫外(又は深紫外)レーザー光とのコンプトン散乱によって生成されるGeVエネルギー領域の偏極高エネルギー光子ビームである。生成される光子の波長は典型的なハドロンの大きさ(〜1 fm)より短いため、ハドロンを構成するクォークの世界の探求に利用可能である。SPring-8の他のビームラインで用いられるX線とは非常に異なる特殊なビームであり、ハドロンの構造とそれらの間に働く力を、その構成要素であるクォーク・グルーオンの自由度で理解することを目的とした研究に主に用いられている。本研究会では、

  1. レーザー電子光を用いた光核反応によるハドロン物理研究において得られた先端実験技術や研究成果の積極的な公表
  2. GeV光子や光子で対生成される電子・陽電子を用いた検出器のビーム試験など、レーザー電子光の多様な利用の推進
  3. 制動放射光子実験やMeV領域のレーザー電子光実験との、ビーム生成や粒子計測技術、推進する物理などに関する情報交換と分野内の連携の強化
  4. J-PARCにおけるメソンビームを使った実験など、その他の施設でのハドロン物理推進に関する情報交換と分野内の連携の強化

を主要な活動とし、利用者間の情報共有、利用者の拡大、及び今後の利用の進展を図ることを目的とする。GeVエネルギー領域のレーザー電子光は現在SPring-8のみであり、世界の放射光施設の中でユニークな素粒子・原子核科学研究において顕著な成果を上げ、ビーム増強や測定器の更新により新たな研究を展開していくことを目指す。