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お問い合わせ先

〒679-5198 兵庫県佐用郡佐用町光都1-1-1 (公財)高輝度光科学研究センター内
 SPring-8 ユーザー協同体 事務局
 TEL:0791-58-0970 FAX:0791-58-0928 e-mail: users@spring8.or.jp

SPring-8 ユーザー協同体について

2012年4月改訂
2013年7月改訂
2015年6月改訂
2016年8月改訂
2017年7月改訂
2018年8月改訂
2020年7月改訂
2022年4月改訂

目的

SPring-8ユーザー協同体(SPRUC)は、大型放射光施設SPring-8のユーザー組織として、研究基盤としてのSPring-8を有効 に利活用していくために、登録施設利用促進機関や施設所有者の理化学研究所等と緊密な連携のもと、SPring-8と学術・産業界の架け橋となり、その利 活用の高度化と最適化、科学技術的進展に協力する。また会員相互の交流を通して、放射光科学・量子ビーム科学の発展と分野の展開を図ることを目的とする。

組織

上記の目的を達成するため本会の会員はSPring-8を利用する全ての利用者とし、SPring-8のユーザー登録時に自動的に本会に入会するも のとする。

本会には会長、評議員会、幹事及び各種委員会を置き、会の運営を行う。評議員の定数は30名で任期は2年(半数を毎年改選)。評議員は、後述の機関 代表者 により会員の中から推薦され、会員による選挙により決定する。会長は評議員の中より互選により選出され、幹事を指名する。(会長・幹事の任期は2年)

また、本会の運営方針に対して助言等を得るために、代表機関と機関代表者を置く。代表機関は、SPring-8のユーザーが多数所属する大学、研究 機 関、企業団体などの中から、2年毎に評議員会が推薦し、総会で決定する。機関代表者は、利用者の視線に立ち研究現場の意見を集約できる有識者を代表機関に 所属するユーザー等が協議して選出することとする。機関代表者は代表機関会議に参加し、評議員候補の推薦及び有識者として本会の活動について助言を行う。

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活動要綱

  • SPring-8の利活用について、全ユーザーが参加し利用者目線で意見を集約ができる学際的組織とする。

  • 研究現場だけの意見ではなくSPring-8の運営・経営に科学技術的/社会的観点からコミットできる組織とする。

  • SPRUCの活動は、個人の学会活動ではなく、登録施設利用促進機関等と連携しSPring-8利用動向調査等を行い、学術・産業における学 協会とSPring-8とのインターフェイスとなる。

会長挨拶

2023年9月26日に開催されたSPring-8 ユーザー協同体(SPRUC)2023年度第2回評議員会で、第7期のSPRUC会長に選出されました。これまで雨宮慶幸第1期会長、高原淳第2期会長、中川敦史第3期会長、水木純一郎第4期会長、木村昭夫第5期会長、西堀英治第6期会長により発展してきた基盤を継承し、今後のSPring-8とSPRUCを見据え、継続性、持続性、多様性を推進し、幅広い分野に分布するSPRUC会員とSPRUC会員が関わる科学技術分野の利益の最大化を目指します。ご支援の程よろしくお願いいたします。
 副会長、幹事、委員会委員長は、2024年1月12日に開催された2023年度第3回評議員会で承認いただき、下記の方々にお願いすることにいたしました。

                                       
副会長(SPring-8担当)田中 義人(兵庫県立大学)
副会長(SACLA担当)米田 仁紀(電気通信大学)
副会長(産業利活用担当)宮永 美紀(住友電気工業)
庶務幹事久保田 佳基(大阪公立大学)
広報・渉外幹事 田中 眞奈子(東京藝術大学)
利用幹事(SPring-8担当)水牧 仁一朗(熊本大学)
利用幹事(SACLA担当)松田 巌(東京大学)
行事幹事(シンポジウム担当) 杉本 邦久(近畿大学)
行事幹事(シンポジウム担当)永村 直佳(物質・材料研究機構)
行事幹事(秋の学校担当)松村 大樹(日本原子力研究開発機構)
行事幹事(秋の学校担当) 城 鮎美(量子科学技術研究開発機構)
編集幹事朝倉 博行(近畿大学)
会計幹事南後 恵理子(東北大学)
企画幹事 大和田 謙二(量子科学技術研究開発機構)
SPring-8利用委員会委員長 水牧 仁一朗(熊本大学)
SACLA利用委員会委員長松田 巌(東京大学)
行事委員会委員長杉本 邦久(近畿大学)
企画委員会委員長大和田 謙二(量子科学技術研究開発機構)

2024年度は放射光利用研究における大きな転換期となる年です。日本初の第4世代放射光施設NanoTerasuの供用運転が開始されます。さらに、SPring-8においては第4世代大型放射光施設となるSPring-8-IIへの高度化開発が始動します。放射光利用研究の専門家集団として先端光源を最大限に利活用する英知と技術を集結する必要があります。この目的のため、SPRUCで継続している活動、すなわち、SPring-8シンポジウム、BLsアップグレード検討ワークショップ、研究会活動を通して、SPring-8-IIや相乗的に加速する計測技術に関する議論を深化させます。また、 SPring-8夏の学校(後援)、SPring-8秋の学校、研究会によるワークショップを活用して、人材育成、利用者の裾野拡大に貢献します。
 先端光源の利活用では、内外での連携がより重要になります。SPring-8-IIの光源性能向上でSACLAとの連携がより密接になることが期待されます。また、新施設NanoTerasuとの協調・相補利用のみならず、 SPring-8-II建設を見据えれば他施設との交流、連携もさらに重要になります。さらに、SPring-8-IIへの高度化開発が具体的なステージに進んだ現状において、施設側との意見交換や技術的要求はもちろん、その有用性・必要性を広く発信する責務があります。SPring-8-II計画加速に向けた取り組みを会員の皆様とともに活性化していきたいと考えております。



SPring-8ユーザー協同体 会長
関西学院大学 工学部
藤原 明比古

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