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SPRUC放射光科学将来ビジョン白書骨子についての
パブリックコメントの募集(2013/9/20〜10/18)

SPring-8ユーザー協同体(SPRUC)
会長 雨宮 慶幸
■まえがき

SPring-8ユーザー協同体(SPRUC)は、SPring-8を利用する全ユーザーが会員として参加する組織であり、SPring-8の利活用の高度化と最適化、科学技術の進展に協力することを目的としています。現在、SPring-8では理研・JASRIの共同体制により、SPring-8蓄積リングの大規模なアップグレードの準備が進められています。SPring-8の利用に関しては、2012年に供用開始したSACLAとの関係も含めて、将来の展開を検討する時期にきています。また、SPring-8のアップグレードとその後の利用研究をより効果的なものにするためには、国内の他施設との相補性を十分考慮したグランドデザインを検討し、その上でのSPring-8の将来計画について議論する必要があります。

このため、SPRUCは企画委員会のもとに放射光科学将来ビジョン作業部会を2013年3月に設置しました。本作業部会は、SPRUCにおいて、日本の放射光科学のグランドデザインの議論と意見集約を行い、それを踏まえてSPring-8の将来計画を検討することを目的としています。最終的には、それらの結果を提言としてまとめた「放射光科学将来ビジョン白書」(以下、白書)を完成させます。部会委員による会合、討論を経て、このたび白書の要点をまとめた骨子を作成しました。下記のWebサイトに公開し、広くパブリックコメントを求めることとします。忌憚のない活発なご意見、ご協力をお願いいたします。今後は、いただいたコメントを参考に、最終報告となる白書本体の策定を進めていく予定です。

■内容

 SPRUC企画委員会 放射光科学将来ビジョン作業部会 「SPRUC放射光科学将来ビジョン白書骨子」

■意見の提出方法

(1)提出手段
 電子メールのみ
(2)提出期限 2013年10月18日(金曜日)必着 締め切りました。
(3)宛先
   SPring-8ユーザー協同体(SPRUC)事務局
   電子メールアドレス:users@spring8.or.jp
   (件名は【SPRUC作業部会 将来ビジョンへの意見】としてください。)
(4)記載事項
 ・氏名(団体として投稿する場合は団体名、および代表者氏名)
 ・所属(団体として投稿する場合は代表者の所属)
 ・連絡先(電話番号・e-mail)
 ・意見

ご意見は基本的には自由記述形式で受け付けます。以下に、意見をいただく際のご参考として、白書骨子に関連する論点を挙げておきます。なお、これらはあくまで例示であり、意見を誘導するものではありません。
  1. 日本の放射光施設群の世界の中でのあるべき姿について
  2. 日本の放射光施設グランドデザインの中での各施設のカテゴリーと役割分担について
  3. 将来光源の高コヒーレンス特性等を活用する新奇放射光科学の開拓と推進について
  4. 産業利用のあり方について
  5. 利用可能な放射光エネルギー範囲について
  6. アップグレード、新設の時期について
  7. 大型共用施設の運営とユーザー対応について
  8. 放射光科学関連の人材育成について
  9. グランドデザインにおけるSPRUCの役割について
(5)その他、注意事項
    ・ご意見に対して個別には回答致しかねますので、あらかじめ御了承願います。
 ・いただいたご意見は議論の題材として、SPRUCの作業部会・評議員会・総会で公表することがあります。その際には、氏名、所属、連絡先等の情報は伏せさせていただきます。団体の意見として団体名等を公開される意向があれば、その旨をご記載ください。
 ・氏名、所属、連絡先については、ご意見の内容に不明な点があった場合の連絡以外の用途では使用しません。


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