〒679-5198 兵庫県佐用郡佐用町光都1-1-1 (公財)高輝度光科学研究センター内
SPring-8 ユーザー協同体 事務局
TEL:0791-58-0970 FAX:0791-58-0928 e-mail: users@spring8.or.jp
SPring-8ユーザー協同体(SPRUC)は、大型放射光施設SPring-8のユーザー組織として、研究基盤としてのSPring-8を有効 に利活用していくために、登録施設利用促進機関や施設所有者の理化学研究所等と緊密な連携のもと、SPring-8と学術・産業界の架け橋となり、その利 活用の高度化と最適化、科学技術的進展に協力する。また会員相互の交流を通して、放射光科学・量子ビーム科学の発展と分野の展開を図ることを目的とする。
上記の目的を達成するため本会の会員はSPring-8を利用する全ての利用者とし、SPring-8のユーザー登録時に自動的に本会に入会するも のとする。
本会には会長、評議員会、幹事及び各種委員会を置き、会の運営を行う。評議員の定数は30名で任期は2年(半数を毎年改選)。評議員は、後述の機関 代表者 により会員の中から推薦され、会員による選挙により決定する。会長は評議員の中より互選により選出され、幹事を指名する。(会長・幹事の任期は2年)
また、本会の運営方針に対して助言等を得るために、代表機関と機関代表者を置く。代表機関は、SPring-8のユーザーが多数所属する大学、研究 機 関、企業団体などの中から、2年毎に評議員会が推薦し、総会で決定する。機関代表者は、利用者の視線に立ち研究現場の意見を集約できる有識者を代表機関に 所属するユーザー等が協議して選出することとする。機関代表者は代表機関会議に参加し、評議員候補の推薦及び有識者として本会の活動について助言を行う。
2022年1月13日に開催されたSPring-8ユーザー協同体(SPRUC)2021年度第3回評議員会で、評議員の互選により、第6期のSPRUC会長に選出されました。これまで雨宮慶幸第1期会長、高原淳第2期会長、中川敦史第3期会長、水木純一郎第4期会長、木村昭夫第5期会長により発展してきた基盤を継承し、更なる発展的な活動ができるように取り組んでいきますのでご支援よろしくお願いいたします。
各幹事は、下記の方々にお願いすることにいたしました。
上記各幹事の他に、会長を補佐していただくために学術界のSPring-8担当として原田慈久氏(東京大学)、SACLA担当として米田仁紀氏(電気通信大学)、産業界から谷山明氏(日本製鉄)に副会長をお引き受けいただきました。また、各研究会の全体を取りまとめる利用委員会の委員長は、原田慈久氏に副会長と兼任いただき、企画委員会の委員長は、矢代航氏(東北大学)にお引き受けいただきました。
SPring-8シンポジウムだけでなく、SPring-8秋の学校やBLsアップグレード検討ワークショップなど、年々増加しているSPRUCが主催する行事を円滑に進めるために、全体を取りまとめる行事委員会を新たに設置しました。行事委員会委員長は、前利用委員長である田中義人氏(兵庫県立大学)にお引き受けいただきました。
ここ1、2年で新型コロナウイルス感染症の影響とも相まって進んだSPring-8、SACLAの自動化・遠隔化のDXの取り組みや、SPring-8-IIに向けたビームラインのアップグレード、Sustainable Development Goals(SDGs)やカーボンニュートラルの実現に向けたSPring-8のグリーンファシリティ宣言、SPring-8データセンター構想や利用制度の変更などによって、ユーザーから見たSPring-8利用が急激に変化していると感じています。このような状況の下で、SPring-8、SACLAの全利用者から構成されるSPRUCが、研究分野や利用形態・利用頻度の異なる多種多様なユーザーの要望や意見を拾い上げ、施設に届ける取り組みを進めたいと考えています。SPRUCの主要行事である、SPring-8シンポジウムとBLsアップグレード検討ワークショップをそのための重要行事と位置付け、新設した行事委員会によりこの取り組みを強化していきます。
SPring-8、SACLAの外側に目を向けると、東北に建設中の次世代放射光施設やJ-PARCなどの中性子施設など、SPRUC会員と関連する共用の大型研究施設の建設や利用の活発化が進んでいます。SPRUCでも第5期研究会より放射光・中性子連携利用研究会が立ち上がり活動が進められています。10,000人を超えるSPRUC会員の研究活動の効果的な推進に向けた、ユーザーグループ間の連携についても議論を始めたいと考えています。
SPring-8ユーザー協同体 会長
筑波大学 数理物質系
西堀 英治
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