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SPring-8ユーザ協同体(SPRUC)研究会


研究会の名称

放射光を用いた薬物輸送と体内動態に関する研究会

研究会連絡先(問い合わせ窓口)

氏名: 東 顕二郎(千葉大学)
住所: 〒278-8875 千葉県千葉市中央区亥鼻1-8-1
電話: 043-226-2866
email: ken-h (at) faculty.chiba-u.jp

研究分野

生命科学 ・ 物質応用

関連するビームライン

BL40, BL45

研究会の概要、活動目標・目的

薬物運搬システム(DDS)の溶液中における内部構造や集合状態を、正確に知ることは、材料設計や医薬品としての審査において極めて重要である。また、DDSの生体内での分布や動態、薬物の放出機構を知ることも重要である。従来から、さまざまな方法が用いられてきたが、定量的な解析が可能になっているとは言いがたい。高分子医薬やナノキャリヤーなどの極めて複雑な系がDDSとして開発が進む現状や、薬物に対する高い安全性がますます求められるようになっていることから、定量的な解析方法を開発することは、社会的に大きなニーズがある。放射光を用いて上記のことを正確に観測し、その物性や構造から薬物の薬理活性や体内動態を定量化できる可能性が高いことが、さまざまな分野の放射光のユーザーによって明らかにされつつある。放射光を利用して研究しているグループは、さまざまな分野(小角散乱、蛍光分析、X線イメージング)に属しており、新しい分野であるため研究者の数もすくなく、横断的な交流が少ない。そこで、SPring-8を中心として、製薬や薬剤の研究に携わっている企業の研究者や、ナノ科学の分野の基礎研究者を対象にした研究会を立ち上げた。



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