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核共鳴散乱研究会

  1. 日程:2024年3月1日 13:25 - 17:40
  2. 会場:名古屋工業大学
  3. 主催:SPRUC核共鳴散乱研究会
  4. 趣旨: 核共鳴散乱に関係する放射光測定は、BLsアップグレードによるBL移設で利用開始したBL35を中心に、NRVS法を主とする理研のBL19、放射光メスバウアー線源法を主とするQSTのBL11の3ビームラインで行われている。これらのビームラインにおける現在の設備整備の状況および利用研究例についての情報共有、ユーザー側から希望する今後の整備の方向性、とくについにロードマップが示されたSPring-8-IIについての議論を行う。このタイミングで、多くのSPring-8での業績により国際会議ICAMEにて研究者賞を受賞した京都大学の瀬戸教授によりSPring-8でのこれまでの研究について招待講演にてご紹介いただき、これまでを総括することでSPring-8-IIに向けての議論を促すことをねらう。これらの講演を元に、(i)利用経験のあるユーザーの研究の深化に役立つ方向性、(ii)昨今ないし今後の新規設備によって核共鳴散乱関係の測定法を適用可能になる研究分野における新規ユーザーの可能性、の両面から、今後の核共鳴散乱研究のアクティビティーを最大化することを目指す。

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13:25-13:30 はじめに 増田 亮(弘前大学)
- 『招待講演』 座長:増田 亮 -
13:35-14:10 未定 瀬戸 誠(京都大学)
- 『ビームライン・実験設備の進展と展望』 座長:増田 亮 -
14:10 -14:30 BL35XU ・BL19LXU における核共鳴散乱アクティビティの現状と今後 依田 芳卓(JASRI)
14:30-14:50 データ構造化の進展状況とスペクトル収集ソフトの開発状況 藤原 孝将(QST)
14:50-15:10 休憩 -
- 『核共鳴散乱研究の進展と展望・前半』 座長:依頼中 -
15:10-15:30 Fe3O4 低温相のメスバウアー回折 中村 真一(帝京大学)
15:30-15:50 放射光メスバウアー・スペクトルの運転モード依存性 筒井 智嗣(JASRI)
15:50-16:10 高水素圧下E u 水素化物の放射光メスバウアー吸収測定 増田 亮(弘前大学)
16:10-16:30 休憩 -
- 『核共鳴散乱研究の進展と展望・後半』 座長:依頼中 -
16:30-16:50 二次元検出器を用いたエネルギー領域上のガンマ線準弾性散乱測定系の現状 齋藤 真器名(東北大学)
16:50-17:10 トリウム229 アイソマーの脱励起真空紫外光の観測 吉村 浩司(岡山大学)
- 『総合討論』 座長:増田 亮 -
17:10-17:40 利用者の動向と今後の展望

[ 研究会担当者の連絡先 ]
増田 亮(弘前大学):masudar(at)hirosaki-u.ac.jp