SPring-8利用者懇談会研究会

研究会の名称

マイクロ・ナノイメージングと生体機能 / Biomedical micro/nano imaging

代表者、副代表者

代表者
氏名 伊藤 敦 / Atsushi Ito
所属 東海大学工学部エネルギー工学科 / School of Engineering, Tokai University
連絡先 aeito( at )keyaki.cc.u-tokai.ac.jp

副代表者
氏名 百生 敦 / Atsushi Momose
所属 東京大学大学院新領域創成科学研究科 / Graduate School of Frontier Sciences, The University of Tokyo
連絡先 momose( at )exp.t.u-tokyo.ac.jp

研究会の活動目標・目的

 本研究会は、主に生体の高次機能解明のための構造観察を目的として、マイクロ・ナノイメージングをキーワードに、位相コントラストを軸として、三次元観察のためのX線トモグラフィ、特定元素の分布を明らかにする蛍光X線分析を組み合わせて、イメージング技術の開発、整備、活用を目的とする。活動目標として、

1) 重要研究課題の抽出行い、それを実現するための提案を行う。研究会には生物・医学のさまざまの領域の研究者が参加している。これまでの実績からSPring-8でのみ実現可能性のある、またその分野でインパクトのあるテーマを抽出し、その実現のための方法と装置の提案を研究会全体で議論する。逆に、現行の装置で観察可能な課題をリストアップし各メンバーが分担して装置の有効性を高める方法についても議論する。これらの成果を科学研究費補助金など外部資金の申請につなげることを目標とする。

2) これまでの具体的な観察対象の経験に基づき実験ステーションのアップグレードの提案を行う。例えば、医学試料の観察実績から、細胞間ネットワーク観察が可能な装置の検討と提案などを計画している。これについても最終的にSPring-8スタッフとの共同課題申請、外部予算申請を目指す。

3) 利用研究のための組織作りを行う。X線光学研究者、エンドユーザー、ポテンシャルユーザーの連携をさらに密にし、目標1)、2)が効率的に達成できる組織を目指す。そのために、エンドユーザーとして、生物学、医学、材料科学、高分子化学、環境科学などの広い分野からメンバーを募り、定期的なワークショップなどを通して、適用試料、観察方法のアイディアなどを汲み上げる。さらに、イメージング分野の他の研究会と合同研究会などを通して連携を模索する。


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