イベント
「SPring-8ってどんなところ?放射光って何だろう?」そんな疑問に、パネルやビデオなどでお答えします。
SPring-8内の安全管理の仕事を紹介します。サーベイメータを使って行うビームラインの実験ハッチでの測定の様子などをご覧ください。
SPring-8のすべての加速器装置とビームライン装置を集中管理している中央制御室。 最先端技術をどのように支えているのか、その制御技術を紹介します。
実験ホールの奥、厚さ1mのコンクリートの壁に覆われたSPring-8の加速器設備を公開します。放射光発生の源である蓄積リングのしくみとその大きさを体感してください。
SPring-8の放射光を使った研究の成果が日々創出されています。多方面に渡る研究とその成果とは?代表的な成果を取り上げ、職員がパネルで紹介します。
SPring-8のような巨大な装置を使って、どのように物質の観察をしているのでしょうか。
実験機器・模型などを展示し、実験方法や研究成果を紹介します。
レンズのいらない顕微鏡、それがSPring-8とSACLAです。身近にある小さなものにレーザーをあてる実験で、SPring-8とSACLAで行われている実験の基礎を体験してみましょう。
放射光はどうやって発生させて、どのように使われているの?
大きなビームラインはいったいどんな構造になっているの?
あるビームラインの端から端まですべてを公開し、装置や設備、そこで行われる作業、使われる技術などなど、あますことなく紹介します。
私たちの生命の活動を支える大切な「タンパク質」。そのかたちやはたらき、役割は、どのようにすれば知ることができるのでしょう?
「タンパク質」をテーマに、SPring-8で行われている研究の内容や方法を多角的に紹介します。
放射光を使った実験が行われる「蓄積リング棟実験ホール」を徒歩で案内するツアーです。歩く距離は約1.5キロ!SPring-8の大きさや実験現場の様子を体感してください。
申込制 | (当日受付) |
受付方法: | SPring-8蓄積リング棟内の受付にて、順次、受付を行います。 受付にて整理券を配付します。 |
実施時間: | 催行スケジュールは、ツアー受付にてご確認ください。 |
所要時間: | 約45分 |
歩行距離: | 約1.5km(平面) |
参加条件: | 約1.5kmの距離を徒歩で移動可能な方。 小学4年生以上(小学生は保護者同伴に限ります)。 |
定 員: | 合計で約500名(予定) |
*注意* | 必ず総合受付で来所手続きをお済ませの上、各ツアー受付へお越しください。 ツアー回数、催行人数には限りがあります。 ※引率者の指示に従い、安全確保にご協力くださるようお願いいたします。 ※ツアー中の途中休憩はありません。 ※歩きやすい靴でご参加ください。 |
日本の「ものづくり」の技術を結集した施設、「ピコスコープ SACLA」を見てみよう!なぜ世界一なのか?なぜグッドデザイン賞を受賞できたのか?X線レーザーを生み出す仕組みや、原子や分子まで見える能力のスゴさを、未来への展望を交えてご紹介します。
兵庫県立大学が所有する中型放射光施設ニュースバルの実験ホールを公開し、各ビームラインの説明や研究活動、産業分野との共同研究などを紹介します。
通常は非公開のニュースバル電子蓄積リングを、加速器トンネルを一周するツアー形式で案内します。実際の装置を間近に、加速器の原理や放射光発生のしくみを体感してください。
申込制 | (当日受付) |
受付方法: | ニュースバル放射光施設玄関にて、随時、受付を行います。 ご希望の出発時間のツアーをご予約ください。 ツアー予約時に「整理券」をお渡しします。 |
実施時間: | 10:00|10:30|11:00|11:30|12:00|12:30 13:00|13:30|14:00|14:30|15:00|15:30 |
集合場所: | 予約ツアー出発の5分前に、玄関ホールにご集合ください。 |
所要時間: | 約 30 分 |
歩行距離: | 約300 m(階段あり) |
参加条件: | 5m(建物2階分)の高低差のある、約300mの距離を徒歩で移動可能な方。 小学4年生以上(小学生は保護者同伴に限ります)。 |
定 員: | 各回約15名(予定) |
*注意* | 必ず総合受付で来所手続きをお済ませの上、各ツアー受付へお越しください。 ツアー回数、催行人数には限りがあります。 ※引率者の指示に従い、安全確保にご協力くださるようお願いいたします。 ※ツアー中の途中休憩はありません。 ※歩きやすい靴でご参加ください。 |
放射光発生のために不可欠な高エネルギーの電子ビーム。電子ビームをつくりだし、加速させてエネルギーを強めているのが、線型加速器です。電子と同じ方向に進みながら、装置のしくみについてじっくりと説明します。
工作や実演、体験などを通して、研究や成果について紹介するコーナーです。
*工作などは参加出来る数に限りがあります。
身のまわりの製品の中に隠れているSPring-8を使った研究成果について紹介します。(工作あり、定員300名)
さまざまな形のエネルギー利用とそれに関わる日本原子力研究開発機構の取り組みを紹介します。工作・実験・体験で、不思議な発電をしてみませんか?(先着順)
私たちの生活に欠かせない「水」。当たり前に思えること、意外なこと・・・
水には不思議がいっぱい。放射光を使って解き明かされた水の性質など、「何となく知っている」現象をミクロな視点から紹介します。
ロビーでは、SPring-8や放射光に関するパネルや模型を展示しています。
中講堂では、全国に点在する理化学研究所各センターの活動についてパネルで紹介します。
メイン会場 :SACLA実験研究棟大会議室(140席)
同時中継会場 :中央管理棟上坪講堂(80席)/ 放射光普及棟中講堂(40席)
10:30-10:55 13:30-13:55 世界結晶年2014 ;寺田寅彦の「X線と結晶」から百年後のSACLAへ |
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高田 昌樹(たかた まさき) 理化学研究所 放射光科学総合研究センター 副センター長 |
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2014年はユネスコ・世界結晶学連合による「世界結晶年」です。これは、ノーベル賞受賞となった1912-13年のX線回折現象と結晶学の重要な発見から100年を祝してのことです。日本も、1913年に寺田寅彦(理研)が「X線と結晶」という論文をNatureに発表して以来、結晶学は日本の科学技術を発展させ、100年後に、播磨に新しい光「X線レーザー」の施設、SACLAを産みだしました。その歴史を紐解きます。 |
11:00-11:25 13:30-13:55 古代ガラスの謎にせまる |
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四角 隆二(しかく りゅうじ) 岡山市立オリエント美術館 副主査学芸員 |
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正倉院蔵白瑠璃碗がササン朝ペルシアのガラスであることはよく知られています。でも、ササン朝のガラスは研究者間でも明確な定義が確立されていないとしたら...。考古学的情報を失ってしまった「美術品」の多いササン・ガラスの研究にはX線による分析が有効であることは知られていますが、これまで博物館に所蔵される貴重な文化財が分析されることはほとんどありませんでした。ガラスは美しいだけでなく壊れやすく、風化の進んだ資料も多いことがその原因の一つです。SPring-8の放射光の力を借りることで明らかになりはじめた、岡山市立オリエント美術館所蔵ササン・ガラスに秘められた記憶についてお話しします。 |
11:30-11:55 14:30-14:55 X線レーザーで観た、生きた細胞 |
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西野 吉則(にしの よしのり) 北海道大学 電子科学研究所 教授 |
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電子顕微鏡やX線顕微鏡を用いて生きた細胞を詳細に観察することは、これまで不可能でした。これは、観察に用いる電子線やX線の照射によって、細胞が死んでしまうためです。日本が世界に誇るX線自由電子レーザー施設SACLAが発生する100兆分の1秒以下という極めて短い時間だけ輝く強力なX線で、ミクロの水槽中の生きた細胞を照らすことで、従来見ることのできなかった、生きた細胞の一瞬の姿を捉えることができるようになりました。 |
12:00-12:25 15:00-15:25 次世代燃料電池車の開発を支える放射光 |
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朝澤 浩一郎(あさざわ こういちろう) ダイハツ工業株式会社 開発部 先端技術開発チーム 主任 |
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ダイハツはコンパクトで低価格な軽自動車に適した燃料電池として、『液体燃料』および『非白金電極触媒』をキーワードに研究開発を進めています。発電の心臓部分である電解質膜がマイルドなアルカリ性のため、白金に依存しない新規な非白金電極触媒を実現することが可能となります。これまで行ったSPring-8での解析によって分かってきた、非白金電極触媒のはたらきを中心に、講演で紹介いたします。 |
施設公開限定、特製消印を押してもらおう!
(当日52円以上の切手を購入された方に限ります)
TEL:0791-58-0900 FAX:0791-58-0800
e-mail:sp8open2014@riken.jp