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BL01B1 概要

Inquiry number

INS-0000000401

ビームラインの概要

  ビームラインBL01B1では、3.8-113 keVの広いエネルギー領域で汎用的なXAFSを行うことができ、様々な研究分野で利用されています。試料の温度は、クライオスタットと電気炉を用いて4-1070 Kの間で調整できます。透過法XAFS用に、種々のイオンチェンバー及びガスが用意されています。蛍光法XAFSには、ライトル検出器と19素子Ge検出器が整備されています。また、高濃度の薄膜やバルク試料の測定には、転換電子収量(CEY)検出器が用意されています。薄膜等の斜入射XAFS測定には、θ-2θ回折計が配備されています。深さ分解XAFS計測用に、PILATUS 100K検出器が整備されています。クイックXAFS(QXAFS)法により、透過法XAFSが従来の1/2-1/5の時間で計測可能です。また、時間分解能10秒以上の時分割QXAFS測定が可能です。

研究分野

  • 広エネルギー領域 (3.8 - 113 keV)
  • 希薄・薄膜試料のXAFS
  • クイックスキャンによる時分割XAFS(時分割QXAFS)

キーワード

  • 測定方法・対象
    XAFS, EXAFS, XANES, 高エネルギーXAFS, 希薄試料, 薄膜
  • 装置
    クライオスタット、電気炉、19素子Ge検出器、CEY検出器、θ-2θ回折計

光源と光学系

  偏向電磁石を光源とします。主な光学素子は、第一コリメーティングミラー、定位置出射二結晶分光器、及び第2集光ミラーです。ミラーは共にロジウムコートです。

  • ビームラインのレイアウト

    ビームラインのレイアウト

  • 主要光学素子のレイアウト(60 keV以下)

    主要光学素子のレイアウト(60 keV以下)

  • 試料位置でのX線の性質

    エネルギー範囲 3.8 ~ 113 keV
    エネルギー分解能
    ΔE/E = 3 × 10-5 ~ 2 × 10-4
    フォトンフラックス
    109 ~ 1011 photons/s

実験ステーション

文献検索

BL01B1 PUBLICATION SEARCH

連絡先

(注)e-mailアドレスは@マーク以下を省略していますので、アカウントの後に@spring8.or.jpを付けてください。

加藤 和男
(公財)高輝度光科学研究センター(JASRI)
〒679-5198 兵庫県佐用郡佐用町光都1丁目1-1
Phone : 0791-58-0833
Fax : 0791-58-0830
e-mail : kkato

片山 真祥
(公財)高輝度光科学研究センター(JASRI)
〒679-5198 兵庫県佐用郡佐用町光都1丁目1-1
Phone : 0791-58-0833
Fax : 0791-58-0830
e-mail : misaki.katayama

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