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BL04B1 SPEED-Mk.II

Inquiry number

INS-0000000413

SPEED-Mk.II

川井型高圧プレス装置、SPEED-Mk.IIは、文部科学省の科研費*によって2002年に導入された共同利用の持込装置です(図)。SPEED-1500と同じようにSPEED-Mk.IIは、最大荷重1500トンの油圧ラムによる1軸圧縮タイプの川井型高圧装置で、外側にある6個の第1段アンビル([100]方向)と内側の8個の第2段アンビルによって構成されてます。第2段アンビルは立方体の1角は切り落とされて三角形の面になっており、8個の第2段アンビルの三角形の面を互いに向き合わせると立方体の中心に8面体の空間ができます。8面体の圧力媒体を第2段アンビルの中に設置し、さらにその外側を6個の第1段アンビルによって圧縮することによって8面体が加圧されます(川井型高圧容器)。現在、第2段アンビル材に、タングステン・カーバイド(WC、26 × 26 × 26 mm3) 、または焼結ダイヤモンド(SD、14 × 14 × 14 mm3 )を使用することが可能で、焼結ダイヤモンドを用いた場合、2000℃以上で50 GPaの高圧力を出すことができます。また、SPEED-Mk.IIは、並進方向(y1, x, y2, z)と、z軸回転方向(κ)に1ミクロンの精度で移動できます。特にz軸回転機構は、エネルギー分散型X線回折測定の際に、試料を揺動(κ=-7~23°)させることができます。このシステムは、世界で初めて高圧プレス装置に導入されたものです。

*平成12年度特定領域研究(B);代表者:大谷栄治(東北大理)、No. 12126101
 平成13年度特別推進研究;代表者:高橋栄一(東工大理)、No. 12002006

図 川井型高圧プレス装置、SPEED-Mk.II

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