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BL38B1 ハイスループット定盤

Inquiry number

INS-0000000573

蛋白質結晶構造解析

  BL38B1には、タンパク結晶用の高速データ収集システムがインストールされている。システムには、2種類の検出器が備え付けられており、一方はRigaku/MSC社製Jupiter210 CCDであり、他方は、Rigaku製イメージングプレート式自動カメラ R-AXIS5である。これらの検出器は、利用者が測定目的に応じて容易に切り替えて試用することが出来る。(図1)
 結晶のセンタリングは、x,y,zのモータ駆動ステージと、結晶をX線と同軸方向から観察できる同軸カメラの組み合わせで非常に簡便に行うことが出来る。(図2)
 XAFSのスペクトル測定や、その後の複数波長でのMAD Data測定を含む全ての測定がビームラインの制御ソフトウェアである BSS (Beamline Scheduling Software)から行うことが出来る。BSSのおかげで、波長変更などの光学系の調整はおろか、検出器の切り替えやカメラ距離の変更をデータ収集前の作業として自動的に行うことができる。その結果、ビームライン利用者は、結晶をゴニオメーターに取り付けた後は、BSS上の操作で、結晶のセンタリングからデータ測定までを行うことが出来る。

Fig. 1. 蛋白質結晶構造解析用回折計Fig. 1. 蛋白質結晶構造解析用回折計
(a : Rigaku/MSC Jupiter210, b : RIGAKU RAXIS-V)

  R-AXIS5を使用するときには、CCDステージが実験定盤内に沈み込んだ後に、R-AXIS5のステージがゴニオメーターに向かって動かすことが出来るようになる。

Fig.2. ゴニオメーター付近の拡大図Fig.2. ゴニオメーター付近の拡大図
結晶のセンタリング用に2つの顕微鏡が存在する.
(a) 低倍率顕微鏡
(b) X線と同軸上から試料を観察することが出来る高倍率同軸顕微鏡
  • 試料位置でのX線

    エネルギー範囲 6 ∼ 17.5 keV
    エネルギー分解能 ΔE/E = 10-4
    ビームサイズ 水平 250 µm, 垂直 200 µm (@ 12.4 keV (λ = 1.0 Å)) @検出器位置

  • 実験機器
    • CCD検出器 (Jupiter 210 (Rigaku / MSC Corporation) )
      • 有効面積 : 210 × 210 mm2
      • ピクセルサイズ : 51.27 × 51.27 µm2
      • 総ピクセル数 : 4096 × 4096
      • カメラ長 : 150 ∼ 330 mm
    • IP検出器 (RIGAKU RAXIS-V)
      • 有効面積 : 400 × 400 mm2
      • ピクセルサイズ : 100 × 100 µm2
      • 総ピクセル数 : 4000 × 4000
      • カメラ長 : 170 ∼ 1000 mm
    • モーター駆動機構つきXYZステージ内臓水平軸ゴニオメーター
    • 吹き付け低温装置 : 温度調整範囲80 ∼ 350 K
    • ガスフローイオンチャンバー
    • XAFSスペクトル測定用 Li ドープ Si PIN photodiode detector
    • マルチチャンネルアナライザー
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