BL40B2 概要
Inquiry number
INS-0000000535
ビームラインの概要
BL40B2は生体高分子や有機高分子などの構造解析を行うビームラインとして設計された。現在主にこれらの物質を対象にX線小角散乱法(small angle x-ray scattering) を用いた研究が行われている。BL40B2は単色化されたX線を用いて、高い空間分解能と高い精度をもったデータ収集ができるようにデザインされている。1999年10月から12月までコミッショニングが行われ、2000年1月より共同利用ユーザーに解放された。
研究分野
- 非結晶小角広角散乱回折実験
キーワード
- 研究分野
X線小角散乱、構造生物学、たんぱく質、高分子、繊維 - 装置
Pilatus3S 2M、Eiger2 S 500K、Pilatus 100K、イメージングプレート(300 mm x 300 mm)、4インチX線イメージインテンシファイア、2次元ピクセルアレイ検出器、X線フラットパネルセンサー
光源と光学系
光源は偏向電磁石で、磁場0.679T、臨界エネルギーが28.9KeVである。この偏向電磁石により放射された白色X線はSPring-8標準型二結晶分光器で単色化された後、1mのシリンドリカルミラーにより集光される。ミラーの視斜角は3.2mradに固定されており、ビーム方向に曲げることにより、垂直方向の集光を行う。フラックスは全エネルギー領域でほぼ1011台である。エネルギー分解能(ΔE/E) は10-4オーダーである。
ビームライン光学系の模式図
- 実験に使えるX線
Energy range 6.5〜22 keV Energy resolution ΔE/E = 10-4 Photon flux 1011 at 12 keV monochromatic X-rays Spot size horizontally 0.2mm, vertically 0.2mm (@ 12.4 keV (λ = 1.0 Å)) at detector position
実験ステーション
真空パス (カメラ長 : 2m)
真空パス (カメラ長 : 4m)
文献検索
連絡先
(注)e-mailアドレスは@マーク以下を省略していますので、アカウントの後に@spring8.or.jpを付けてください。
ビームライン及び実験ステーション
太田 昇
(公財)高輝度光科学研究センター(JASRI)
〒679-5198 兵庫県佐用郡佐用町光都1丁目1-1
Phone : 0791-58-0833
Fax : 0791-58-2512
e-mail : noboru_o
関口 博史
(公財)高輝度光科学研究センター(JASRI)
〒679-5198 兵庫県佐用郡佐用町光都1丁目1-1
Phone : 0791-58-0833
Fax : 0791-58-2512
e-mail : sekiguchi