大型放射光施設 SPring-8

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SPring-8セミナー(第151回)

副題/演題 軟X線深さ分解XMCD法による薄膜磁性の研究と三次元磁気解析への展開
開催期間 2006年01月27日
開催場所 萌光館
主催 (財)高輝度光科学研究センター
形式 レクチャー(講演)
分野 物質科学
概要

日   時 : 2006年1月27日 15:00 - 16:00

講演者 : 雨宮 健太 助手
所   属 : 東京大学大学院理学系研究科

講演要旨
  磁性薄膜の磁気的性質を理解する上で,表面・界面の磁性を内部層と分離することは必須である。最近我々は,深さ方向の磁気構造を調べる手法として,軟X線深さ分解XMCD法を開発した。これは電子収量XMCD測定において,電子の出射角によって実効的な脱出深度が異なることを利用し,様々な検出深度を有する一連のXMCDスペクトルを得るものである。この手法の原理と磁性薄膜への応用例を紹介するとともに,マイクロビームと組み合わせることで三次元磁気解析へと展開する計画も紹介する。

問い合わせ先 斎藤 祐児 (PHS 3818) 日本原子力研究所
0791-58-2601

ysaitoh@spring8.or.jp
最終変更日 2009-05-27 12:36