特定放射光施設ユーザー協同体(SpRUC)

地球惑星科学研究会
研究分野 物質基礎
関連するビームライン         
SPring-8 BL04B1, BL10XU, BL35XU, BL22XU, BL20B2
SACLA EH5
研究会連絡先(問い合わせ窓口) 石井 貴之
所属:岡山大学
Email: takayuki.ishii (at) okayama-u.ac.jp
研究会の概要、活動目標・目的

SPring-8では、マルチアンビルプレスやダイヤモンドアンビルセル等の高圧装置を用いた地球深部物質の先端的研究が精力的に行われている。また、隕石、宇宙塵、彗星塵さらには「はやぶさ」に代表されるサンプルリターン計画によって得られた極微量天然試料や惑星探査機による惑星内部構造データを活用した太陽系物質科学研究も大きく発展している。これらの研究では、微小試料に対して、放射光X線を用いた回折・イメージング・蛍光分析などの高感度測定が不可欠であり、SPring-8は地球惑星科学における基礎的研究インフラとして重要な役割を担っている。
さらに近年では、X線ラマン散乱法、X線非弾性散乱、X線発光分光、X線メスバウアー分光法といった高度な分光法を極限環境下で適用する試みが進み、地球深部・太陽系物質の理解に新たな展開が生まれている。
      以上のような現状を踏まえ、本研究会が目指す目標・目的は以下のとおりである。

  1. 放射光を用いた地球惑星科学研究の最前線を共有し、研究者コミュニティの連携を強化する: SPring-8現ユーザーおよび将来ユーザーが、放射光を用いた最新の研究成果・実験技術・解析手法について発表・討論し、分野横断的な交流と意見交換と情報共有を促進する。
  2. 世界的動向を踏まえ、SPring-8およびNanoTerasuにおける地球惑星科学の将来戦略を議論し、ビームライン高度化に向けた提言を行う: 国際的な放射光科学の潮流を踏まえつつ、地球惑星科学分野で今後展開すべきサイエンスを議論し、関連ビームラインの特性・装置開発の方向性を共有する。特に、SPring-8-IIへのアップグレードに向けて、サイエンス要求と技術的要件の両面から議論を深め、施設側に対して積極的な提言を行う。
  3. ユーザーとビームライン担当者が協働し、装置導入・保守・運用の改善や新規ユーザー開拓を推進する: 新規装置・ソフトウェア導入に関する議論、ユーザー導入装置の保守状況の確認、汎用化・リモート測定の推進など、ユーザーとビームライン担当者が密接に連携し、利用環境の改善と新規ユーザー層の拡大を図る。