特定放射光施設ユーザー協同体(SpRUC)

構造物性研究会
研究分野 物質基礎, 物質応用, 計測
関連するビームライン                      
SPring-8 BL02B1, BL02B2, BL04B2, BL08W, BL10XU, BL13XU, BL19B2, BL22XU, BL35XU, BL40XU, BL43LXU, BL44B2, BL46XU
SACLA BL2, BL3
NanoTerasuBL08W
研究会連絡先(問い合わせ窓口) 森 茂生
所属:大阪公立大学 大学院工学研究科
Email: sugimoto(at)chem.kindai.ac.jp , yama(at)kuchem.kyoto-u.ac.jp
研究会の概要、活動目標・目的

SPring-8における構造物性研究は、強相関電子系物質、フラーレン関連物質、有機固体、磁性体、誘電体材料、半導体、金属など、多様な物質における新奇物性の起源を結晶構造の観点から解明する研究として発展してきた。これまで物理学、化学、地球科学、材料科学など幅広い分野の研究者が参画し、高輝度放射光を活用した精密構造解析や回折・散乱測定を通じて多くの成果が創出されている。現在、SPring-8-IIへのアップグレード計画が進行しており、光源性能の大幅な向上により、構造物性研究の対象および研究手法はさらに拡大している。従来の結晶構造解析に加え、回折・散乱、分光、イメージングなどの手法を組み合わせた多角的な計測や、温度、光、圧力、電場、ガス雰囲気などの外場に対する応答を追跡するダイナミクス研究が重要となっている。これにより、構造と物性の関係を時間・空間の両面から理解する新たな研究展開が進みつつある。構造物性研究会では、弾性散乱を中心とする構造解析手法を基盤としながら、物理学、物質・材料科学、化学、地球・惑星科学など多様な分野の研究者が連携し、ナノ・メゾ構造や複合材料が生み出す新規物性の発現機構の解明を目指している。また、計測技術やデータ解析手法の高度化と共有、若手研究者を含むユーザーコミュニティの活性化、分野横断的な研究交流の促進にも取り組んでいる。今後は、SPring-8-IIで実現される高輝度・高コヒーレンス放射光を最大限に活用し、回折・散乱分野における新しい計測手法や解析技術を発展させるとともに、構造と物性の相関解明に向けた次世代のサイエンスを創出することを目指す。また、他研究会や施設との連携を通じて研究環境の整備や情報共有を進め、SPring-8を基盤とした構造物性研究のさらなる発展に貢献していく。