特定放射光施設ユーザー協同体(SpRUC)

核共鳴散乱研究会
研究分野 生命科学, 物質基礎, 物質応用, 計測
関連するビームライン     
SPring-8 10XU, 11XU, 19LXU, 35XU
研究会連絡先(問い合わせ窓口) 小林 康浩
所属:京都大学
Email: kobayashi.yasuhiro.3x (at) kyoto-u.ac.jp
研究会の概要、活動目標・目的

核共鳴散乱は、放射光による原子核の共鳴励起・散乱過程を応用した様々な実験手法を含み、放射光の特性を用いることで従来のメスバウアー分光の単なる発展ではなく、メスバウアー分光では対象としていなかった研究分野も可能にする先端的な手法として実験技術が継続的に発展しその応用研究が進んでいる。本研究会では、核共鳴散乱の大きな特徴である同位体選択性、超高エネルギー分解能、高時間分解能測定などの特性を生かし、従来の実験手法を進展させた新たな実験手法の開発や、先端的な実験手法を用いた応用実験の拡大に尽力してきた。本研究会が対象とする研究分野は研究手法の多様性も相まって多岐にわたっており、多種の元素のメスバウアー分光研究を行う放射光メスバウアー吸収分光法、特定元素のフォノンを研究対象とする核共鳴非弾性散乱(核共鳴振動分光)、57Fe核分光器による放射光メスバウアー線源を用いた高輝度メスバウアー分光、ソフトマターのダイナミクスを対象とする核共鳴準弾性散乱、原子核時計の実現を目指した核励起実験などが挙げられる。
本期の研究会では、これまでの成果に加えて多数の優れた成果を継続的に創出するために、光学系・測定系ハードウェアや制御系ソフトウェアの整備、大量データの取扱方法の整備等、ビームラインの研究環境整備の効果的な実施や支援をしていく。一方、新規ユーザーの拡大や各ユーザーの実験技術の向上、ユーザー間の連携などを図り、研究者層の充実や発展にも寄与していく。さらに、今期においては、SPring-8-IIの計画を見越した活動として、アップグレードしたビームの最大限の活用に向けて、SPring-8-IIのビーム特性にマッチした研究環境の整備や、研究課題の方向性について研究会としての意見調整や施設側への提言などの議論を進めていく。