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SPring-8ユーザ協同体(SPRUC)研究会


研究会の名称

X線スペクトロスコピー利用研究会

研究会連絡先(問い合わせ窓口)

氏名: 大山 順也
住所: 〒860-8555 熊本県熊本市中央区黒髪2-39-1
電話: 096-342-3670
email: ohyama (at) kumamoto-u.ac.jp

研究分野

物質基礎 ・ 物質応用 ・ 計測

関連するビームライン

BL01B1, BL14B2, BL17SU, BL25SU, BL27SU, BL36XU, BL37XU, BL39XU, BL47XU.

研究会の概要、活動目標・目的

放射光を利用したX線スペクトロスコピー(X線吸収分光法、蛍光X線分光法など)は、固体物性、材料・デバイス開発、触媒科学、環境科学、地球科学などの非常に幅広い分野における汎用性の高い研究分析ツールとして、産学界の多くの研究者に利用されている。高いエネルギー・時間・空間分解能計測法や他の計測技術と組み合わせた新しい同時計測法といった計測技術の開発や、膨大なデータを高速処理可能な新しい解析技術の開発が進められており、先端的な研究利用が進められている。しかし、それら計測技術や解析技術の利用者への普及は十分ではないのが現状である。本研究会は、最新計測技術を含むX線スペクトロスコピーを用いた高度利用研究の推進と拡大を図るとともに、SPring-8からの優れた成果の輩出に貢献することを目的とする。さらに、SPring-8 IIを初めとする次期放射光光源で期待するビームライン性能やそこで展開する新しいサイエンスを提言し、次期光源計画の推進に貢献することを目的とする。この実現に向けて、以下の活動を行う。

  1. X線スペクトロスコピーの先端計測技術および解析手法のノウハウや得られた研究成果について、本研究会や学会等を通じて利用者および潜在的利用者に提供し、更なる利用研究の展開と利用者の拡大に貢献する。
  2. 利用者サイドからの協力・提案や共同研究を積極的に行うことにより先端的X線スペクトロスコピー計測手法開発の加速に貢献する。
  3. データ解析においては、理論計算や相補的な分析研究手法により得られる情報を統合して解析することが極めて有効である。さらに最近ではデータサイエンスの手法を用いたスペクトル解析も発展してきた。本研究会で、これらの研究に携わる研究者との研究交流・連携を行う場を設け、より深化した利用研究や境界領域研究の発展に貢献する。
  4. 日本XAFS研究会等と連携し、X線スペクトロスコピー関連ビームラインおよび次期放射光光源・ビームラインへの利用者の要望や新しい利用研究の提言を取りまとめ、施設側への働きかける。


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