科学講演会
このイベントは終了しています。
当日の様子はこちらをご覧ください。また、科学講演会の一部をSPring-8 Channel(YouTube)にて公開しています。
メイン会場:SACLA実験研究棟大会議室(140席) 同時中継会場:中央管理棟上坪講堂(80席)/ 放射光普及棟中講堂(40席)
- 10:30-10:55 / 13:00-13:25
人工的にパラジウムは造れるのか (北川 宏/京都大学 大学院理学研究科 化学専攻 教授) - 11:00-11:25 / 13:30-13:55
SACLAで拓く新しい構造研究 (中迫 雅由/慶應義塾大学 理工学部 物理学科 教授) - 11:30-11:55 / 14:00-14:25
レアメタルの低環境負荷リサイクル技術の開発 (飯原 順次/住友電気工業株式会社 解析技術研究センター 主幹) - 12:00-12:25 / 14:30-14:55
高分解能CTでみる木の文化 (杉山 淳司/京都大学 生存圏研究所 バイオマス形態情報分野 教授)
中迫 雅由(なかさこ まさよし) 慶応義塾大学 理工学部 物理学科 教授 1回目 11:00-11:25 2回目 13:30-13:55 |
||
とっても強くて波のそろったX線レーザーで、小さなもののすがたを調べることができるという予言が60年前にありました。去年、世界一のX線自由電子レーザー施設SACLAが動き出し、X線レーザーを試料に当てて出てくる不思議な干渉模様を、神戸の京コンピューターなどで解析する超巨大な顕微鏡実験が始まりました。結晶にできない細胞やナノテクノロジー産物の中にある1万分の1ミリメートルの世界の様子を、手に取るように詳しく観たい、という私たちの長年の夢が実現されそうです。 SACLAでの実験風景。試料にX線レーザーを当てるための装置は、 実験がうまくいくと“めでたい”ので、壽壱号(ことぶきいちごう)と名付けました。 SACLAからの超強力X線パルスで得られた金属ナノ粒子集団からのX線干渉パターン |
杉山 淳司(すぎやま じゅんじ) 京都大学 生存圏研究所 バイオマス形態情報分野 教授 1回目 12:00-12:25 2回目 14:30-14:55 |
||
法隆寺はなぜヒノキ造りか?不思議に思ったことはないですか?我が国には古くから木の文化という言葉で表現される上手な木材利用の歴史があり、文化交流や適材適所の物作りの粋をみることができます。これらの理解には科学的で正確な樹種同定が必要ですが、非破壊検査が原則とされる文化財や劣化した木製品等は、これまでなかなか手が付けられませんでした。放射光を利用した高解像度のCT技術による新しい解析法についてお話します。 刺くらいの大きさの籬落片から樹種の識別が可能になった。 |
※科学講演会でのカメラ、ビデオ、携帯電話のムービー撮影機能等による撮影は、ご遠慮ください。
お問い合わせ先
第21回SPring-8 施設公開実行委員会事務局
((独)理化学研究所 放射光科学研究推進室)TEL:0791-58-0900 FAX:0791-58-0800
e-mail:sp8open2013@riken.jp