大型放射光施設 SPring-8

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第12回 放射光・中性子の連携利用に向けた合同研修会「粉末回折測定研修会」

開催期間 2025年11月05日 (水) 09時00分から20時00分まで
開催場所 SPring-8中央管理棟 上坪記念講堂、蓄積リング棟 BL19B2
主催 (公財)高輝度光科学研究センター(JASRI)
(一財)総合科学研究機構(CROSS)
共催 東北大金属材料研究所 量子ビーム利用物質材料研究センター(予定)
後援 特定放射光施設ユーザー共同体(SpRUC)
SPring-8利用推進協議会(IUSS)
中性子産業利用推進協議会(IUSNA)
形式 普及・啓蒙(研修会)
概要

「量子ビーム」と呼ばれる放射光や中性子を用いた実験の普及により、これらを連携して利用する研究が学術分野だけでなく産業分野でも広がってきています。この量子ビーム連携利用の学術利用及び産業利用の成果の拡大・深化を促進するためには、量子ビームそれぞれの特徴の把握が重要です。
放射光と中性子それぞれの測定技術の特徴を量子ビーム施設における実習を通じて把握し、効果的な連携利用について検討する一助とすることを目的として、施設横断合同研修会を開催します。本研修会は、施設横断的な利用促進と人材育成並びに標準化活動の一環として、高輝度光科学研究センター(JASRI)と総合科学研究機構(CROSS)とが協力して実施しています。
本研修会では粉末回折測定による構造解析技術をテーマとし、SPring-8の粉末X線回折、東北大学金属材料研究所が所掌するJRR-3のHERMES、及びCROSSが担当するJ-PARC MLFのBL20(iMATERIA)での実習を通じて、放射光と中性子の特徴の把握だけでなく、中性子回折における連続単色中性子とパルス白色中性子の違いについても学べる場を提供します。これらの実習を通じて、X線と中性子の特徴の違いを活用した構造解析という粉末回折における連携利用の利点を参加者に理解していただくことを目的としています。

プログラム

-合同研修会 -
日時:
【SPring-8】
2025年11月5日(水)
【JRR-3 HERMES】
2025年11月13日(木)
【J-PARC MLF】
2026年3月10日(火)(予定)

対象:
・放射光、中性子を連携的に利用した粉末回折実験を検討中の方
・放射光または中性子のいずれかの粉末回折実験が未経験の方
・SPring-8(放射光)及びJRR-3・J-PARC MLF(中性子)で開催する両研修会に参加出来る方
 なお、応募者多数の場合、実習参加をお断りする場合がありますのでご了承ください。

講義・実習場所:
【SPring-8】SPring-8中央管理棟 特別会議室、蓄積リング棟 BL19B2
【JRR-3・J-PARC MLF】AQBRC(予定)、JRR-3東北大学金研中性子粉末回折装置HERMES、J-PARC MLF BL20

定員:最大4グループ (1グループ3名以内)

参加費:無料

申込方法:
申込ページからオンラインでお申し込み下さい。
登録バナー

※申込締切:2025年10月7日(火)12:00(予定)
※職場や学校のセキュリティ設定によりGoogle フォームでの参加登録ができない場合は、参加者氏名、ご所属等をご記入の上、事務担当宛に電子メールでお申し込みください。

【SPring-8】
日時:2025年11月5日(水)9:00 ~(実習完了次第終了)
講義・実習場所:SPring-8中央管理棟 特別会議室、蓄積リング棟 BL19B2

プログラム
9:00 - 10:30 各自ユーザー手続き
時間内に各自ユーザー手続きを済ませてから会場にお越し下さい。
10:30 - 12:00 講義:X線と中性子の粉末構造解析に関する座学
講師:伊藤 孝憲(日産アーク)
12:00 - 13:00 昼食
13:00 - 15:00 ビームラインの紹介
自動計測システムによるデモンストレーション
15:00 - 20:00 参加者持込試料を用いた測定実習
実験条件
X線エネルギー 10–35 keV(持込試料の内容により調整)
(各グループ、1時間程度)

【JRR-3】
日時: 2025年11月13日(木)9:00 ~(実習完了次第終了)
※プログラムは参加者の人数などで変更の可能性があります。
講義・実習場所:AYA’S LABORATORY量子ビーム研究センター(AQBRC)(予定)、JRR-3東北大学金研中性子粉末回折装置「HERMES」

プログラム(予定)
9:00 - 10:00 中性子粉末回析および装置の紹介
10:00 - 11:00 移動・ユーザー手続き
11:00 - 12:30 参加者持込みサンプルを用いた測定実習(粉末回折)および見学
12:30 - 13:30 昼食
13:30 - 15:00 参加者持込みサンプルを用いた測定実習(粉末回折)および見学
15:30 - 17:00 移動・構造解析の座学

ユーザー持込試料

1. 持ち込み試料について
・ 持ち込み試料は1グループ最大10個程度
・ 他の参加者の目にふれても良いもの
・ 安全、法規上問題のないもの
・ 汚染、破損、紛失しても構わないもの
・ 持込試料についての情報(組成、雰囲気など)を申込書に正確にご記載ください。申込者多数の場合の判断基準にします。

【SPring-8】
・ あらかじめガラスキャピラリに充填した状態で持込されることを推奨します。下記リンク先で紹介している動画等に準じてサンプルの準備をしてください。
  https://support.spring8.or.jp/BL/bl19b2/powder/Polaris_2021_0401_1.mp4
・ ガラスキャピラリの材質はボロシリケートあるいはリンデマンガラス,内径は0.3mm程度を推奨します.ただし,高温測定をご希望の方は、石英製キャピラリをご使用ください。

【JRR-3】
・空気中で安定でないものを測定される場合には事前にご相談ください。測定は基本的に室温で行います。
・測定時間の都合上、当日に測定できる試料は2グループで1個になります。
・1人1個の試料について、研修会の前または後に測定したデータをお渡し致します。
また、持込試料について、施設内への持込量に制限がある場合があります。予めご承知おきください。

2.データの持ち帰りに関する注意事項
・データ持ち帰り用のストレージ(USBメモリ、USB対応ハードディスク等)を持参してください。1GB以上の容量のものを推奨いたします。

その他の注意事項
1.本研修会の参加にはSPring-8 User登録、JRR-3 User登録、放射線従事者登録などの諸手続きが完了されていることが必要です。
また、持ち込み希望サンプルについては、安全管理室審査の手続きが必要となります。手続きに関する案内は参加受付後ご連絡させていただきます。
2.学生の方は「学生保険」等に加入していることが必要です。
3.参加者への連絡などはすべてe-mailで行います。参加の手続きにはオンライン登録や書類のダウンロードが必要です。インターネットに接続できる環境をご用意ください。
4.研修会への参加は無料です。
5.研修会参加者への旅費支給等はありません。
6.申込者多数の場合の調整は、当方に一任願います。
7.参加者多数の場合は、締切日以前に募集を終了することがあります。
8.前日及び当日に宿泊が必要な方は、SPring-8交流施設をご利用いただけます(シングル2000円/日、ツインルーム3,000円/1室)。
また、JRR-3実習では波紋宿舎のご利用が可能です。
9.スタッフにより研修会当日に写真撮影を行わせていただきます。広報活動のため、研修会当日の写真(会場スクリーンや参加者の姿が写っているものを含みます)をホームページ等に使用させていただく場合がございます。
あらかじめご了承ください。

実習担当:
【SPring-8】
 筒井 智嗣(JASRI産学総合支援室)(satoshiatspring8.or.jp)
 佐藤 眞直(JASRI産学総合支援室)(msatoatspring8.or.jp)
 大坂 恵一(JASRI産学総合支援室)(k-osakaatspring8.or.jp)
(事務担当)利用推進部 普及情報課 辻本 繁樹(jasri-eventatspring8.or.jp)
【JRR-3・J-PARC MLF】
(JRR-3)東北大学金属材料研究所 藤田 全基(fujitaattohoku.ac.jp)
(J-PARC MLF)(一財)総合科学研究機構 中性子産業利用推進センター 鈴木 淳市(j_suzukiatcross.or.jp)
(一財)総合科学研究機構 中性子科学センター 産学連携推進室 三田 一樹(m_kawataatcross.or.jp)
(事務担当)(一財)総合科学研究機構 中性子科学センター 産学連携推進室 川田 麻衣子(sangaku-eventatcross.or.jp)

問い合わせ先 公益財団法人高輝度光科学研究センター (JASRI) 利用推進部 普及情報課 担当:辻本
0791-58-2785
0791-58-2786
jasri-event@spring8.or.jp
最終変更日 2025-09-03 15:18