BL08W 概要
Inquiry number
INS-0000000432
ビームラインの概要
BL08WはSPring-8で唯一のウィグラービームラインです。 100keVから300keVまでという非常に高エネルギーな単色X線を利用でき、また、直線偏光か楕円偏光を選ぶことが出来ます。 ビームラインはコンプトン散乱測定と磁気コンプトン散乱測定を主目的として設計、運用されております。実験ステーションAは、楕円偏光X線を使用した磁気コンプトン散乱測定が多く行われており、高速反転型超伝導マグネットと多素子Ge半導体検出器が常設されております。また、実験ステーションBでは、波長分散型スペクトロメーターによる高分解能コンプトン散乱測定が主に行われ、運動量分解能0.14 atomic unit のCauchois型分光器が設置されております。高エネルギー、高フラックスのX線により、実際上、重元素を含む全ての試料の測定が可能となり、フェルミ面の研究をはじめとする物質の電子構造や磁性の研究に広く用いられています。コンプトン散乱測定以外にも、本ビームラインの特徴である高エネルギーX線を利用した高エネルギー蛍光X線分析やX線回折実験などが行われています。
研究分野
- 磁気コンプトン散乱測定
- 高分解能コンプトン散乱測定
- 高エネルギーX線回折
- 高エネルギーX線蛍光分析(XRF)
キーワード
- 分野
フェルミオロジー, 磁性, 電子運動量分布, 元素分析 - 装置
超伝導マグネット, 試料冷凍機, 磁気コンプトンスペクトロメーター, Cauchois型分光器, 多素子半導体検出器, X線イメージインテンシファイアーカメラ
光源と光学系
光源は楕円ウィグラーであり、位相を変えることことにより 直線偏光か楕円偏光のX線が選択できる。 ウィグラーから発生したX線は非対称ヨハン型分光器(Si 400 / Si 620 / Si 771)、または二重湾曲分光器(Si400)によって集光、単色化され、それぞれ実験ステーションA、Bに導かれる。2つの分光器を同時に使用することは出来ない。エネルギー範囲等は下表を参照されたい。
- ビームラインのレイアウト
- 試料位置におけるX線のパラメータ
- 実験ステーションA
| エネルギー範囲 | 110 - 170 / 170 - 270 / 270 - 300 keV |
| エネルギー分解能 | ΔE/E ~ 2 × 10-3 |
| 光子数 | 5 × 109 ph/s at 300 keV |
| ビームサイズ | 3 mm (H) × 1 mm (W) |
| エネルギー範囲 | 100 - 120 keV |
| エネルギー分解能 | ΔE/E < 1 × 10-3 |
| 光子数 | 1 × 1013 ph/s at 100 keV |
| ビームサイズ | 1 mm (H) × 2 mm (W) |
実験ステーション
文献検索
連絡先
(注)e-mailアドレスは@マーク以下を省略していますので、アカウントの後に@spring8.or.jpを付けてください。
伊藤 真義
(公財)高輝度光科学研究センター(JASRI)
〒679-5198 兵庫県佐用郡佐用町光都1丁目1-1
Phone: 0791-58-0803 (ex.3908)
Fax: 0791-58-0830
e-mail: mito
櫻井 吉晴
(公財)高輝度光科学研究センター(JASRI)
〒679-5198 兵庫県佐用郡佐用町光都1丁目1-1
Phone: 0791-58-0803 (ex.3803)
Fax: 0791-58-0830
e-mail: sakurai

