大型放射光施設 SPring-8

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パーソナルツール
 

BL17SU 光-イオン合流ビーム装置

問い合わせ番号

INS-0000000457

A1 station

  • 光-イオン合流ビーム装置 (A1a station)

      光-イオン合流ビーム装置は、多価イオンの光吸収過程、及びそれに引き続く脱励起過程を研究し、等核系列、等電子系列、等イオン化系列における多価イオンの特性や電子状態を明らかにするよう設計されています。実験装置は、多価イオン源、価数選別電磁石、相互作用領域、生成イオン用価数分析器から構成されています。[1,2] 小型の電子サイクロトロン共鳴型イオン源(FeNdB永久磁石で構成)が多価イオン源として採用されており、10kVの引き出し電圧で運転されます。価数選別電磁石は、二重収束型の90°扇形の磁石で、質量/価数として70までをカバーします。様々なガス及び金属元素の多価イオンビームを光吸収過程研究のための標的として生成することが出来ます。また、相互作用領域に於いて、光及びイオンビームの二次元的なビームプロファイルをビーム軸方向の3点で計測することができます。これにより、光イオン収量分光法を通じて、軟X線領域における光イオン化断面積の絶対値を計測することが可能です。

    光-イオン合流ビーム装置の模式図

    光-イオン合流ビーム装置の概念図

      SR : 放射光
      MCP : マイクロチャンネルプレート
      RAE : resistive anode encoder
  • ユーザー持ち込みエリア (A1b station)

     

最終変更日 2019-11-21 16:52