大型放射光施設 SPring-8

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レーザーピーニング処理鋼板の残留応力深さ分布測定

問い合わせ番号

SOL-0000001406

ビームライン

BL19B2(X線回折・散乱 II)

学術利用キーワード

A. 試料 無機材料
B. 試料詳細 金属・合金
C. 手法 X線回折
D. 手法の詳細 広角散乱
E. 付加的測定条件 表面, 室温
F. エネルギー領域 X線(4~40 keV)
G. 目的・欲しい情報 欠陥、転位、歪み

産業利用キーワード

階層1 機械, 金属, 建設, 工業材料
階層2 構造材(鉄、非鉄)
階層3
階層4 残留応力
階層5 回折

分類

A80.20 金属・構造材料, M10.80 歪み解析

利用事例本文

本事例ではレーザーピーニング処理を行った鋼材についてX線侵入深さを制御したX線応力測定を行い、表面近傍の残留応力の深さ方向分布を解析しました。このデータから、レーザーピーニング処理により鋼材表面に大きな応力勾配が生じており、これがピーニング処理のプロセス依存性を持つことが明らかになりました。

画像ファイルの出典

所内報

誌名

SPring-8 Experimental Report No.13 (2004A)

ページ

p.111

測定手法

この手法は試料表面に対するX線の入射角と回折X線の試料表面に対する出射角を調整することにより、X線の試料内部への侵入深さが一定になるように制御することで応力の深さ方向分布を測定するものです。

画像ファイルの出典

図なし

測定準備に必要なおおよその時間

9 シフト

測定装置

装置名 目的 性能
多軸回折計 X線回折の測定 計8軸(θ、2θ、χ、φ、θz、2θz、θa、2θa)の自由度を持つ。各軸交差精度50μm

参考文献

関連する手法

アンケート

本ビームラインの主力装置を使っている

測定の難易度

中程度

データ解析の難易度

中程度

図に示した全てのデータを取るのにかかったシフト数

4~9シフト

最終変更日 2022-05-06 15:31