高圧下における金属水素化物の構造変化
問い合わせ番号
SOL-0000001479
ビームライン
BL22XU(JAEA 重元素科学I)
学術利用キーワード
A. 試料 | 無機材料 |
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B. 試料詳細 | 金属・合金 |
C. 手法 | X線回折 |
D. 手法の詳細 | 粉末結晶構造解析 |
E. 付加的測定条件 | 高圧(DAC), 室温 |
F. エネルギー領域 | X線(4~40 keV) |
G. 目的・欲しい情報 | 構造変化, 相転移 |
産業利用キーワード
階層1 | 工業材料 |
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階層2 | |
階層3 | |
階層4 | 格子定数, 結晶構造 |
階層5 | 回折 |
分類
A80.20 金属・構造材料, M10.20 粉末結晶回折
利用事例本文
ダイヤモンドアンビルセルと粉末回折法の組み合わせは高圧下の結晶構造を調べる上で非常に有力です。更に放射光を利用することにより少量の試料からも短時間で高分解能の回折パターンを得ることが可能です。我々はこの手法を用いて高圧下における金属水素化物の構造変化を調べています。図に示すのはイットリウム3水素化物をヘリウム圧力媒体中で加圧した時の回折パターンの圧力変化です。この結果からイットリウム3水素化物は圧力を加えるとイットリウム格子がhcp構造からfcc構造へと変化することが分かりました。
図 イットリウム3水素化物のX線回折パターンの圧力変化
画像ファイルの出典
私信等、その他
詳細
machida@spring8.or.jp
測定手法
画像ファイルの出典
図なし
測定準備に必要なおおよその時間
8 時間
測定装置
装置名 | 目的 | 性能 |
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DAC回折計 | 室温高圧下粉末X線回折 | P<200GPa |
参考文献
関連する手法
アンケート
本ビームラインの主力装置を使っている
測定の難易度
中程度
データ解析の難易度
中程度
図に示した全てのデータを取るのにかかったシフト数
4~9シフト