BL23SU 概要
Inquiry number
INS-0000000481
ビームラインの概要
BL23SUは、日本原子力研究開発機構(原子力機構)が建設した軟X線アンジュレータビームラインであり、重元素基礎科学および環境・エネルギー材料の分野での利用研究が展開されている。実験ステーションは、蓄積リング棟実験ホール内及びRI実験棟内に設置されている。
研究分野
- 超音速分子線を用いた表面化学
- 光電子分光(RI実験棟)
- 磁気円二色性(RI実験棟)
キーワード
- 分野
表面化学、化学反応ダイナミクス、実時間その場光電子分光(実験ステーション1)
光電子分光、ウラン化合物、強相関電子系(実験ステーション2)
磁気円二色性、強相関電子系、磁性(実験ステーション3)
光源と光学系
- 光源
円偏光軟X線を発生する2台のツインヘリカルアンジュレーター(THU)を光源とする。キッカー電磁石によって、異なる円偏光を持つ2台のアンジュレータからの放射を切り替えることにより、最速10Hz程度の円偏光の極性反転が可能である。
- 光学系
不等刻線間隔回折格子(VLSPG)分光器及び集光ミラーによって構成されている。実験ホール内の2つの実験ステーション及びRI実験棟実験ステーションに高分解能放射光を供給する。
アンジュレータ周期長 75.2 mm 周期数 17 - 試料位置での放射光
エネルギー範囲 0.4 ∼1.8 keV エネルギー分解能 E/ΔE > 10000 強度 1012 ph/s/0.01%b.w. at 700eV ビームサイズ < 200 μm in diameter 図1 光源及び光学素子の配置
光学系: 光源からの距離 光学素子 機能 40 m 円筒鏡(Mv) 入射スリットに縦集光 42.5 m 円筒鏡 (Mh) 横集光 50 m 入射スリット(S1) 60.1 m 球面鏡(M1, M2) 61.91 m 不等刻線間隔回折格子(VLSPG) 分光 71.91 m 出射スリット(S2) 73.91 m 円筒鏡(M3) 再集光 114 m トロイダル鏡(M4) 再集光
実験ステーション
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連絡先
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藤森 伸一
国立研究開発法人 日本原子力研究開発機構
原子力科学研究部門 物質科学研究センター
〒679-5148 兵庫県佐用郡佐用町光都1丁目1-1
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