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BL35XU 概要

Inquiry number

INS-0000000514

ビームラインの概要

  このビームラインでは>14 keVの硬X線を用い、非弾性X線散乱と核共鳴散乱の二つの手法が利用可能である。
  1) 非弾性X線散乱(IXS)ハッチでは、非弾性X線散乱法を用いて、meVのエネルギー分解能で移行運動量 >1 nm-1での動的構造因子S(Q, ω)を得ることができる[Baron, et al, J. of Phys. Chem. Solids 61, (2000) 461]。この手法は、中性子散乱では測定することが難しい、液体やガラスなどの不規則系物質や小さな試料の原子ダイナミクスを測定する際に強力なツールとなる。具体的には、低い移行運動量領域∼1 nm-1で大きな励起エネルギー(<0.5 eV)をmeVエネルギー分解能で測定できる。また、ビームサイズは<∼100 µmであり、小さな試料(<0.01 mm3)でも効率のよい測定が可能である。
  2) 核共鳴散乱(NRS)ハッチでは、主に以下の実験が可能である:
核共鳴非弾性散乱(meV領域、NRVS/NIS)及び準弾性散乱(neV-µeV、TDI、レイリー散乱)を用いた原子・分子ダイナミクスの研究、ハイパーファイン/メスバウアー分光(NFS、EDMS)。放射光でのメスバウアー分光は特に極端条件下や回折条件下、メスバウアー線源に適当な核種がない場合などに威力を発揮している。

研究分野

  • 高分解能非弾性X線散乱測定(IXS)
      meVエネルギー・スケールでの物質のダイナミクス:フォノンや液体やガラスからの素励起
  • 核共鳴を利用した研究(NRS)
     放射光を用いたメスバウアー分光による電子物性(NFS/EDMS)
     核共鳴非弾性散乱(meV領域)及び準弾性散乱(neV-µeV、TDI、レイリー散乱)による原子・分子ダイナミクス

キーワード

  • 研究領域
    非弾性X線散乱(IXS):ダイナミクス、動的構造因子、フォノン状態密度、フォノン、集団励起、弾性率、非周期性系物質(液体、ガラスなど)、結晶(超伝導体、誘電体など)
    核共鳴散乱(NRS):メスバウアー分光(スピントロニクス、電極材料、量子臨界現象、地球科学など)、核共鳴非弾性散乱(NIS、熱電材料、ガラス、固体物理、地球科学など)、核共鳴振動分光(NRVS、 酵素、触媒)、準弾性散乱(イオン液体、イオン伝導ガラス、ゴム、液晶、膜タンパク質など)、局所的な磁性状態、価数、配位、フォノン状態密度、時間領域干渉法(TDI)
  • 装置
    高分解能X線光学系、アバランシェフォトダイオード検出器、CdZnTe検出器、高速回路系、背面反射光学系、KB集光ミラー、ベント型円筒ミラー

光源と光学系

  • 測定点でのX線特性
    エネルギー領域 14.4 - 27.8 keV(fundamental)、 43.0 - 100 keV(3rd and 5th)
    エネルギー分解能 10-7-10-8(IXS)
    10-5 - 5 × 10-7(NRS)

実験ステーション

文献検索 

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連絡先

(注)e-mailアドレスは@マーク以下を省略していますので、アカウントの後に@spring8.or.jpを付けてください。

非弾性X線散乱に関して
内山 裕士
(公財)高輝度光科学研究センター(JASRI)
〒679-5198 兵庫県佐用郡佐用町光都1丁目1-1
Phone : 0791-58-2750
FAX : 0791-58-0830
e-mail : uchiyama

核共鳴散乱に関して
依田 芳卓
(公財)高輝度光科学研究センター(JASRI)
〒679-5198 兵庫県佐用郡佐用町光都1丁目1-1
Phone : 0791-58-2750
FAX : 0791-58-0830
e-mail : yoda

永澤 延元
(公財)高輝度光科学研究センター(JASRI)
〒679-5198 兵庫県佐用郡佐用町光都1丁目1-1
Phone : 0791-58-2750
FAX : 0791-58-0830
e-mail : nagasawa

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