高エネルギーX線領域での波長分散検出系の開発
問い合わせ番号
SOL-0000001586
ビームライン
BL37XU(分光分析)
学術利用キーワード
A. 試料 | 計測法、装置に関する研究 |
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B. 試料詳細 | |
C. 手法 | X線回折, 蛍光X線 |
D. 手法の詳細 | 蛍光X線(回折、散乱) |
E. 付加的測定条件 | |
F. エネルギー領域 | X線(>40 keV) |
G. 目的・欲しい情報 | 化学状態, 元素分析(微量) |
産業利用キーワード
階層1 | |
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階層2 | |
階層3 | |
階層4 | 元素分布 |
階層5 |
分類
利用事例本文
本事例は,高エネルギーX線領域での蛍光X線分析において,波長分散による検出系の構築を試みたものです。これにより,K線の高次光による化学状態分析などが期待されます。図に示すのは,本法によりセリウムのK線を分光したもので,34keV付近でありながら85eVと高いエネルギー分解能をもつことがわかりました。
図 セリウムKa線のプロファイル
画像ファイルの出典
所内報
誌名
Usr Exp.Rep. 04A
ページ
167
測定手法
本測定は,高エネルギーX線を活かした新しい計測手法の開発的位置づけとなります。図に示すのは,実験のセットアップです。X線エネルギーは75.5keV,分光結晶からの回折線の記録にはイメージングプレートを用いました。これにより,従来では到達できなかった,高いエネルギー分解能を示す検出系となることが期待されます。
図 高エネルギーX線用波長分散型検出系
画像ファイルの出典
所内報
誌名
User Exp. Rep. 04A
ページ
167
測定準備に必要なおおよその時間
2 シフト
測定装置
参考文献
関連する手法
アンケート
SPring-8だからできた測定。他の施設では不可能もしくは難しい
ユーザー持ち込み装置を使った
測定の難易度
熟練が必要
データ解析の難易度
熟練が必要
図に示した全てのデータを取るのにかかったシフト数
10シフト以上