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BL38B1 概要

Inquiry number

INS-0000000570

概要

理研構造生物学ビームラインI(BL38B1)は主に溶液中のタンパク質、核酸やそれらの複合体などの生体高分子の構造解析を目的とした小角X線散乱(SAXS, Small-angle X-ray scattering)ビームラインである。2019年度にBL45XUからBL38B1へ移設が行われた。

研究分野

  • 小角・広角X線散乱法に基づいた構造生物学研究

キーワード

  • 研究分野
    小角X線散乱、広角X線散乱・回折、生体高分子溶液散乱、構造生物学
  • 装置
    フォトンカウンティング型二次元X線検出器(PILATUS3X 2M)、温度調整付き溶液セル(4~60℃)、オンラインSEC-SAXS(島津製HPLC)

光源と光学系

 SPring-8偏向電磁石からの放射光を光源とし、SPring-8偏向電磁石ビームラインの標準的な輸送チャンネルを採用している。分光器には非対称反射分光結晶のSi(111)を利用した2結晶分光器を採用し、集光ミラーには表面をRhコーティングしたベンドトロイダルミラーを用いて単色化したX線を実験ステーション内下流に固定配置した二次元X線検出器の受光面で集光するようにアライメント調整している。

  • 理研構造生物学ビームラインI光源性能

    利用エネルギー範囲 約6.5 ∼ 14 keV
    (通常は12.4 keVまたは10.0 keV)
    エネルギー分解能 ΔE/E = 10-4
    フラックス@試料位置 ∼ 1010 photons/sec/100 mA
    標準ビームサイズ@カメラ長2.5 mでの試料位置 700 µm(h) × 150 µm(v)(FEHM)

ビームライン光学系の模式図

実験ステーション

実験ステーションには光源からの距離約52 mの位置にPILATUS3X 2Mを固定配置してあり、その上流に試料位置可変の実験定盤を常設している。また、ビーム整形および寄生散乱カット用に2台のXenocs製Scatterless Slitsを実験ステーション最上流と試料位置前に設置している。通常、カメラ長2.5 mまたは0.3 mのいずれかでの運用を行っている。各カメラ長での測定可能qレンジは下表のとおりである。

  • 各カメラ長での測定qレンジ

    カメラ長(m) 波長(Å)* dmax(Å) dmin(Å) qmin(Å-1)** qmax(Å-1)**
    2.5 m 0.9 1652 23.3 0.0038 0.27
    1.0 1460 21.0 0.0043 0.30
    1.2 1250 17.5 0.0050 0.36
    1.5 995 14.0 0.0063 0.45
    0.3 m 1.0 89 1.7 0.07 3.8

    * 通常は1.0 Åまたは1.2 Åのみ
    ** q = 2π/ d

実験ステーション内の実験定盤

文献検索 

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連絡先

(注)e-mailアドレスは@マーク以下を省略していますので、アカウントの後に@riken.jpを付けてください。

引間 孝明
理化学研究所 放射光科学研究センター 利用システム開発研究部門
生物系ビームライン基板グループ 生命系放射光利用システム開発チーム
〒679-5198 兵庫県佐用郡佐用町光都1丁目1-1
e-mail : takaaki.hikima

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