大型放射光施設 SPring-8

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群馬大学の上原宏樹准教授が第42回市村学術賞貢献賞を受賞(トピック)

公開日
2010年04月28日
  • 受賞

市村学術賞は、大学ならびに研究機関で行われた研究のうち、学術分野の進展に貢献し、実用化の可能性のある研究に功績のあった 技術研究者またはグループに贈られます。SPring-8のユーザーである群馬大学の上原宏樹准教授が、第42回市村学術賞貢献賞を受賞されました。表彰式は、平成22年4月28日に都内のホテルオークラ東京で開催されました。

受賞者:
群馬大学大学院工学研究科准教授 上原 宏樹(うえはら ひろき)

研究業績:
インプロセス計測技術による高分子材料の高性能化・高機能化

研究内容:
高分子材料の成形加工工程で起こる構造・物性発現メカニズムを、1)高輝度・シンクロトロン放射光源を用いた高時間分解能X線回折・散乱測定、および、2)核磁気共鳴を用いた高分解能緩和時間測定を組み合わせたインプロセス計測システムによって解析し、従来のトライ・アンド・エラーに頼った成形条件の最適化をテーラー・メード化する技術を開発しました。本技術は高強度フィルム・繊維の商品化に寄与するとともに、インプロセス計測可能な二軸延伸装置を実用化することで、大面積膜の高性能化・高機能化も達成しています。