大型放射光施設 SPring-8

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愛媛大学 地球深部ダイナミクス研究センター 入舩徹男教授が紫綬褒章を受章(トピック)

公開日
2015年04月28日
  • 受章

入舩徹男 愛媛大学教授(国立大学法人 愛媛大学 地球深部ダイナミクス研究センター)が、「超高圧実験技術に基づく地球深部科学の先端的研究」の業績により平成27年春の科学技術に関する紫綬褒章を受章することが決定しました。伝達式は5月15日に行われる予定です。

受章者氏名(所属):
 入舩徹男(国立大学法人 愛媛大学 地球深部ダイナミクス研究センター 教授・センター長)

 irifune tetsuo

業 績:
 入舩教授は高圧地球科学分野において、地球深部の化学組成と構造、沈み込むプレートのマントル深部での挙動、含水鉱物の安定性と地球深部における揮発性元素の循環、などに関する先駆的な業績をあげています。とりわけ大型放射光施設SPring-8を利用し、全体で最初の研究成果を1998年3月にScience誌に発表するなど、高温高圧下でのX線その場観察実験による地球深部物質の研究に多大な成果をあげました。
 SPring-8においてはパワーユーザー・パートナーユーザーに認定されるとともに、課題審査委員会主査、利用懇談会評議員、利用促進委員会委員長などの要職を務めています。また一方で、独自の超高圧合成法を新物質の合成に適用し、ナノ多結晶ダイヤモンド(ヒメダイヤ)を初めとする新物質の開発に成功し、超高圧材料科学とも称される新しい学術分野の開拓においても多大な業績をあげています。