サイトを特定したフォノン状態密度の測定
問い合わせ番号
SOL-0000001307
ビームライン
BL09XU(HAXPES I)
学術利用キーワード
A. 試料 | 無機材料, 計測法、装置に関する研究 |
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B. 試料詳細 | 磁性体, 結晶 |
C. 手法 | 非弾性散乱, 核励起、メスバウアー過程 |
D. 手法の詳細 | 核励起及び核共鳴 |
E. 付加的測定条件 | 室温, 時分割(ナノ秒) |
F. エネルギー領域 | X線(4~40 keV) |
G. 目的・欲しい情報 | フォノン |
産業利用キーワード
階層1 | 記憶装置, 機械, 金属, 環境 |
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階層2 | HD、MO, 構造材(鉄、非鉄) |
階層3 | 磁性層 |
階層4 | 磁化, 磁気異方性 |
階層5 | 散乱 |
分類
A80.14 磁性材料, A80.40 環境材料
利用事例本文
サイトを特定した核共鳴非弾性散乱は、価数などの化学状態が違うサイトごとのフォノン状態密度を調べられるユニークな測定方法です。この方法は、鉄やスズ など多数あるメスバウアー元素を含むすべての物質に適用でき、サイトごとのメスバウアー元素の局所的な振動状態に関する情報を得ることができます。図に示 すのは、マグネタイトについて測定したAサイトとBサイトのフォノン状態密度です。この結果から、それぞれのサイトの振動状態への寄与が異なることがわか りました。
図 マグネタイト中の鉄のフォノン状態密度。
青がAサイトからの寄与、緑がBサイトからの寄与を表す。
画像ファイルの出典
所内報
誌名
Reaearch Frontiers 2003
ページ
56
測定手法
画像ファイルの出典
図なし
測定準備に必要なおおよその時間
1 日
測定装置
参考文献
文献名 |
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Phys. Rev. Lett. 91 (2003) 185505 |
関連する手法
アンケート
SPring-8だからできた測定。他の施設では不可能もしくは難しい
本ビームラインの主力装置を使っている
測定の難易度
中程度
データ解析の難易度
熟練が必要
図に示した全てのデータを取るのにかかったシフト数
10シフト以上