大型放射光施設 SPring-8

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BL20B2 画像検出器

問い合わせ番号

INS-0000000472

Image detectors

  BL20B2には、高分解能観察用に可視光変換型の2次元検出器が用意されている。これは、蛍光面とレンズが組み合わされた物である(Fig.8). 試料を透過したX線は蛍光面で可視光に変換され、タンデムレンズ系によりcharge-coupled device(CCD)に投影される。
 CCDカメラは2種類有り(Table)、実験条件毎に選択して使用可能である。 第1のシステムは、実効ピクセルサイズが 5.83 µm 四方で、C4880-10-14A と Beam monitor AA40からなる。第2のシステムは、実効ピクセルサイズが 5.87 µm 四方で C4742-95HR と beam monitor AA60 からなる。 
  これらの検出器は、X線CTや屈折コントラストイメージング法で用いられる。データは12bitか14bitの画像データで、画像取得後PCに保存される。 また、これらの検出器はCT等の計測以外にも、光学素子の評価実験などにも用いられる。
  マイクローアンジオグラフィー用の10µm程度の空間分解能を持つ、高速検出器(X-ray SATICON)も開発中である。 また、広視野イメージング用のフラットパネル検出器(C7942, Hamamatsu Photonics K.K.) やイメージングプレートなども利用可能である。

BL20B2_exp5.jpg
BL20B2_exp6.jpg
  • Property of cooled CCD cameras

      C4880-10-14A
    (HAMAMATSU PHOTONICS)
    C4742-95HR
    (HAMAMATSU PHOTONICS)
    pixel size 12 µm 5.9 µm
    CCD format 1000 (H) × 1018 (V) 4000 (H) × 2624 (V)
    dynamic range 14 bits 12 bits
    readout time 4 sec/frame 0.6 sec/frame

最終変更日 2013-03-29 11:38