大型放射光施設 SPring-8

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パーソナルツール
 

高エネルギー蛍光X線分析

  • Spring8ならでは
  • 初心者向け

問い合わせ番号

SOL-0000001567

ビームライン

BL37XU(分光分析)

学術利用キーワード

A. 試料 計測法、装置に関する研究
B. 試料詳細 金属・合金, 結晶性固体, 非晶質、ガラス
C. 手法 蛍光X線
D. 手法の詳細 微量元素分析
E. 付加的測定条件
F. エネルギー領域
G. 目的・欲しい情報 元素分析(組成), 元素分析(微量)

産業利用キーワード

階層1 半導体, 電子部品, ディスプレイ, 環境, 工業材料
階層2 ガラス
階層3
階層4 元素分布
階層5

分類

利用事例本文

高エネルギーX線を用いた蛍光X線分析は重金属元素を調べることのできるユニークな手法です。この手法を用いることで、我々の身の回りにあるものの 重金属元素の組成を測定することができます。
図に示すのは、ガラス標準試料,NIST-612について測定した蛍光X線スペクトルです。この結果から、ppmレベルのタングステンまでの重金属元素を検出することができ,また,従来法では難しかった各希土類元素を独立に検出することが可能であることがわかりました。

図 NIST-612ガラス標準試料の蛍光X線スペクトル

画像ファイルの出典

原著論文/解説記事

誌名

SRI2003 proc.

図番号

4b

測定手法

BL37XUでは,Bブランチを用いると,75.5keVという固定エネルギーでの高エネルギーX線を利用することができます。このエネルギーは,オスミウムまでを励起することが可能なので,従来法ではわからなかった重金属元素の分析を行うことができます。

画像ファイルの出典

図なし

測定準備に必要なおおよその時間

3 時間

測定装置

装置名 目的 性能
高エネルギー蛍光X線分析装置 試料の2次元走査 水平150mm,上下50mmの試料サイズまで可

参考文献

関連する手法

中性子放射化分析

アンケート

SPring-8だからできた測定。他の施設では不可能もしくは難しい
最近2年以内に導入した装置を使った事例

測定の難易度

初心者でもOK

データ解析の難易度

初心者でもOK

図に示した全てのデータを取るのにかかったシフト数

1シフト以下

最終変更日 2006-03-30 20:55