大型放射光施設 SPring-8

コンテンツへジャンプする
» ENGLISH
パーソナルツール
 

高精度ガンドルフィカメラの開発

  • Spring8ならでは

問い合わせ番号

SOL-0000001582

ビームライン

BL37XU(分光分析)

学術利用キーワード

A. 試料 計測法、装置に関する研究
B. 試料詳細 結晶性固体
C. 手法 X線回折
D. 手法の詳細 粉末結晶構造解析
E. 付加的測定条件
F. エネルギー領域 X線(4~40 keV)
G. 目的・欲しい情報 構造解析, 結晶構造

産業利用キーワード

階層1 化学製品, 工業材料, その他
階層2 環境物質
階層3
階層4 格子定数, 原子間距離, 結晶構造, 元素分布
階層5 回折

分類

M10.20 粉末結晶回折

利用事例本文

ガンドルフィカメラは,単結晶試料であっても,自転と公転の2つの回転軸をもつことから,粉末パターンとなるカメラであり,昔から使われている。本事例では,このカメラと放射光を組み合わせ,宇宙塵などの微小試料の迅速回折パターン測定の可能性を追求している。1ミクロンレベルの試料サイズを想定するため,回転軸の精度が従来品以上に必要であり,専用機の設計を行った。図に示したのは,放射光にてガンドルフィカメラを使った一例で,イメージングプレートに記録された回折パターンである。このデータより,回折ピークの定量化が可能であり,従来法では不可能であった構造解析が5分間の露光時間で可能となった。

図 イメージングプレートに記録された回折パターン

画像ファイルの出典

私信等、その他

詳細

測定手法

微小試料用に設計したカメラは回転精度2ミクロン以下となっており,05Bから稼働予定である。図に示すのはカメラの原理であり,今後,温度コントロールなどと組み合わせれば,無機材料の迅速評価装置としての可能性も広がる。もちろん,検出器を設置すれば,元素分析も行えるので,複合機としてのポテンシャルも持っている装置である。

 

図 ガンドルフィカメラの原理

画像ファイルの出典

私信等、その他

詳細

測定準備に必要なおおよその時間

1 シフト

測定装置

参考文献

関連する手法

アンケート

SPring-8だからできた測定。他の施設では不可能もしくは難しい
最近2年以内に導入した装置を使った事例

測定の難易度

熟練が必要

データ解析の難易度

中程度

図に示した全てのデータを取るのにかかったシフト数

4~9シフト

最終変更日 2006-03-30 21:19