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評議員会・幹事会議事録

平成23年度
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平成23年度SPring-8利用者懇談会第3回評議員会 議事録
日 時:
平成24年1月6日(金) 11時00分~11時55分
場 所: 鳥栖市民文化会館 3階 第1会議室
出席者: 雨宮、池田、中川、高橋、片山、佐々木(聰)、坂田、谷田、細川
幹事:久保田、佐々木(園)、佐藤
オブザーバー:高田
事務局:坂川、牧田、桑野
議題: 1,前回議事録等の確認
前回(第2回評議員会・第1回利用促進委員会合同会議)の議事録案が示され承認された。

2,平成24年4月1日付けでのSPring-8ユーザー共同体の発足及び会則の承認について
雨宮会長より、利用懇改編に向けた活動の進捗状況について報告があった。本日の総会で最終審議されるSPring-8ユーザー共同体 (SPRUC)の発足及び会則案が承認された。

3,今後の改編スケジュールについて
雨宮会長より、予算の執行状況について報告があった。代表機関と機関代表者については現在関係団体に打診中である。評議員候補の推薦については、学術と産業のバランスを考えた制度(内規)を検討することとなった。

4,SPring-8シンポジウムの開催について
雨宮会長より、今後のSPring-8コンファレンスは、社会に向けてSPring-8の果たしている役割を発信するためのテーマを絞った開催となり、ユーザーの成果発表会ではなくなる予定である。そのため、今後はSPRUCの主な行事としてユーザーの成果発表会としてのSPring-8シンポジウムを復活したいとの提案があった。具体的には、毎年代表機関の持ち回りで、会場の提供と実行委員会を引き受けてもらうよう考えている。シンポジウムの詳細は、引き受け先の代表機関の規模や実情を考慮し、最初は可能な範囲で企画する。先ずは、次年度(2012年度)の場所・規模・時期・プログラムについて検討することとなった。

5,SPring-8利用者懇談会の廃止及び資産等のSPring-8ユーザー共同体への移管について
雨宮会長より、SPRUCの発足が4月1日であることからその前日の3月31日付けで現行SPring-8利用者懇談会は廃止し、その資産や権利義務はSPRUCに移管することの説明があり、承認された。なお、SPRUCに移管した資産の用途について総会で説明し、その前身団体としてSPring-8利用者懇談会の履歴や研究会情報も残すこととした。

6,平成23年度予算執行状況等、総会資料の確認について
雨宮会長より、今年度の研究会の開催実績及び活動補助費の明細及び全体の予算執行状況について説明があった。また、本日午後に開催される第20回総会の資料について確認した。なお、最近の研究会の開催状況から、SPRUCの研究会は、SPring-8シンポの再開も鑑み、予算を全研究会に人数按分するのではなく、公募による重点配分を考えたい。その詳細は、利用促進委員会等で検討することとなった。


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平成23年度SPring-8利用者懇談会
第2回評議員会・第1回利用促進委員会合同会議 議事録
日 時:
平成23年11月2日(水)12時05分~13時15分
場 所: 東京ステーションコンファレンス 6階 605(A・B)室
出席者: 雨宮、中川、黒岩、松井、片山、坂田、谷田、太田
幹事:西堀、久保田、佐々木、佐藤
オブザーバー:野田、高田
事務局:坂川、牧田
議題: 1,前回議事録等の確認
前回評議員会の議事録案が示され、承認された。

2,第3回研究会活動報告
中川利用促進委員長より、現状の研究会活動について新規研究会に関する報告と現状の研究会の予算使用状況の報告があった。

3,各幹事報告(予算執行状況)
西堀会計幹事より、予算の執行状況について報告があった。

4,SPring-8利用者懇談会改編について
雨宮会長より、資料6(11~12ページ)について特に資料P12の図を用いて説明があった。
代表機関とSPring-8、SPRUCの繋がりに関して、SPring-8はPFのように大学共同利用研ではないこと、SPring-8は単一組織であることについて説明があった。
雨宮会長より、資料全体が説明され、利用懇改編について全体の議論がはじめられた。
・坂田委員より、代表機関はSPRUCにぶら下がっている。WGで見てきた人には図に違和感がないとの意見があった。
・JASRI高田氏より、代表機関がSPRUC(ユーザーコミュニティ)を組織的に強くすること、個人ベースであったものを機関ベースにすることについての意見が出された。

・代表機関の義務と権利、機関代表者について議論がなされた。
太田委員より、フォーマルに大学に話を上げるとちゃんとしたこと(大学内での手続き等)が必要との意見があった。
コミュニティーの意見でありガチガチの堅苦しいものはつくらないとの意見があった。
機関代表者に担当の理事を出す。との意見があった。
機関が立つのは難しいとの意見があった。
学内でユーザーグループを形成し、学内のユーザーグループが理事等に話す形が良いとの意見があった。
SPRUCのメンバーではないSR外の分野の人をどう巻き込むか、より広い研究者と大学当局、部局を巻き込むかについての議論があった。
代表機関会議について“アドバイザリーボードでは?“との意見があった。その方が機関に説明しやすいとの意見であった。
代表機関会議が全ての上にあったほうが良いとの意見があった。これに対して、人事や予算の権限はないためルーズカップリングであるとの説明があった。

・雨宮会長よりPublicコメントはあまり多くなかったとの説明があった。
上がっていたパブリックコメントについて議論があり、この手の意見を持つ人は多いとの意見があった。

・SPRUCはどんな団体か?について議論が行われた。SPring-8が定義になること。SPring-8からのお願いをボランティアベースで行う組織であると説明された。
松井委員より、SPRUCで何を議論するか?について、代表機関のイメージはSPRUCの諮問であるがどう諮問するか分からないとの意見があった。
雨宮会長より、SPring-8コンファレンスはユーザーコミュニティの発表ではなくなってきている。ユーザーの発表の場であるSPring-8シンポジウムを代表機関を年ごとに回ってSPRUCが行うとの意見が出された。
SPRUCでは、
・省エネ運転
・ビームラインのスクラップアンドビルド
・採択の問題
・運転時間
を議論するとの意見がだされた。
SPRUCがSPring-8にどう意見を言うかが分からないとの質問があった。
・代表機関会議を説明図でSPRUCの中に入れるように指摘が出された。

5,最初の代表機関について
資料を用いて、最初の機関候補が提案され、承認された。

6,その他
特になし
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SPring-8利用者懇談会 第2回改編検討作業部会(WG)議事録
日 時:
9月2日 (金)15:00〜17:30
場 所: SPring-8 中央管理棟 上坪講堂
出席者: 委 員:雨宮、松井、坂田、高尾、朝倉(テレビ会議)
オブザーバー:中川、篭島、西堀、久保田、佐々木(園)、野田、鈴木、生越
事務局:牧田、坂川、杉本、八木、山下、田口
  はじめに、雨宮会長より資料の18〜20ページを使って全体の説明があった。 9月中に評議員会に案を回して審議すること、会員にも9月中に知らせる予定である旨の説明があった。
議題 1. SPRUC会員について
 事務局よりP17の資料を用いてユーザーカード番号の管理と課題実行の有無の管理の連動させることは難しいため、カード番号とマイページへのLogin日時を使って会員を管理したいことについて説明があった。
 ユーザーカード番号を持った瞬間に会員にしてよいかどうかについて議論があった。
・実際には実質的なユーザーを会員したい。
・システムとしてカードをもったポテンシャルユーザーは入れてもよいのではないか?との意見があった。
・課題が採択されたか否か、が適用できるのは共用ビームラインのみであり、専用ビームラインについては課題採択の有無での区別は出来ないことが説明された。
最終的に、ユーザーカード番号を持ち、マイページを持った時点で会員になる形にすることとなった。
この場合、実際に実験に来ない企業の上役等もカード番号さえ持てば会員となれること、課題を実行したいが実行できていない潜在的ユーザーも取り込むことが出来る。
会員の期間について、5年は長いとの指摘があった。成果評価が3年ごとであるため、これと同じ3年を会員の期間とすることになった。
退会したい人の退会の道については、最初の時点では連絡先等は作らない。後に議論することとした。
・ 学生会員の取り扱いについて
学生会員は年度ごとに更新することとなった。

2. 評議員について
・学術評議員と企業評議員のカテゴリー分けについて議論があった。
評議員を学術評議員と企業評議員に分けてそれぞれ別々に選挙を行う案が提出され承認された。
会員は、全員が学術評議員と企業評議員の両方に別々に投票することとなった。
学術評議員と企業評議員の比率について議論があった。
課題数、ユーザー数から学術8割、企業2割とすることとした。
評議員の人数について現行利用懇の20名で良いか議論があり、会員数が4倍となることから30名にする案が出され承認された。毎年の選挙では15名が改選となり、内訳は学術評議員12名、企業評議員3名となる。
学生の投票権について議論があった。代表機関を用いて推薦した評議員であるため、組織票を固めるような行為は行えないとの判断から学生会員にも投票権を与えることとした。

・当初評議員の選出に関して
推薦される評議員候補を現利用者懇談会評議員と代表機関からの推薦者として、30名を選挙で選ぶ案が出され承認された。任期は、選挙の上位15名が2年任期、下位15名が1年任期となる。

3. 代表機関会議について
・P18〜P20のSPRUCへの代表機関としての参画のお願いについて資料をもとに議論があった。
ユーザー数が少ない、北陸先端大、放射線医学研究所、分子研を代表機関とするか、ユーザー数が多いのに入っていない神戸大学、千葉大学、京都工繊大等を代表機関とするかについて議論があった。
北信越と中部東海を中部として、北陸先端大は省き、名古屋大学と新潟大学を代表機関とする案が出され、承認された。
分子研は、分子研のユーザーに多くのSPring-8ユーザーがいる可能性が高く、その中から適切な代表者を選んでもらえるとの判断から代表機関の候補に残すこととした。同じ理由で、高エネルギー加速器研究機構も代表機関に入れるよう提案があり承認された。
JSTとNEDOは、評議員を推薦する機関とは異なるのではとの意見があり、取り除くことが承認された。
この2機関については別の形での参加をお願いしたほうが良いとの説明があった。
企業の参加がすくないのではとの意見があった。自動車、石油会社は入っているかとの質問があった。自動車会社のトヨタはサンビームに入っていること石油会社等の業界別の統計は調べないとわからないとの説明があった。

・代表機関会の結成に向けた渉外活動について
正式には、利用懇雨宮会長が行う。打診はJASRI高田部門長が進めている旨の説明があった。
松井委員より既にメールが届いているとの報告があった。松井委員の機関では、任意団体と法人の関係について質問があったため、SPring-8の諮問委員会的な機能を兼ねると伝えたとの報告があった。
高尾委員より大阪大学の現状について説明があった。
代表機関とSPring-8との関係について議論があり、P19の組織図案におけるSPring-8と代表機関会議の間の線をとること、SPring-8とSPRUCの間の線を変更するべきであるとの意見が出された。

4.登録機関の業務協力内容について、
5.登録機関の運営等に対する参加について
議題の4,5は関連する内容のため、同時に議論が行われた。
最初にSPRUCの予算はJASRI経由であることについて説明があった。
鈴木部長よりJASRIから現状について報告があった。予算は年を経るにしたがって減っている旨の説明があった。文科省としては組織率が100%となれば、全ユーザーを対象とした調査等のための予算が計上できそうなことについて説明があった。
現 状、来年度予算の状況について、2つの大きなこととして1、民主党に政権に変わったこと。2、大震災の影響により予算編成作業が例年の1月遅れで進んでい ることについて説明があった。また、現時点でSPRUCの運営費という項目は存在しないことが報告された。来年度の実行予算として施設者(JASRI)が 動向調査をお願いする。それをSPRUCが受ける形で進めることになるのではないかと説明があった。また、現状H25やH26の予算がどうなるかわからな いとの報告があった。
また、運営の安定化にはSPRUCとして文科省に理解を得て、恒久的な予算が立つように予算を取りに行く必要があるとの意見が出された。
雨宮会長も文科省室長のところに話に行き、JASRIに対して調査のための予算をつけるようお願いしたとの報告があった。
PF懇談会の財源について朝倉委員より説明があった。研究会はPF研究会の形で懇談会とは別予算であること、PFシンポジウムを有料化し、PFニュースの 配布を停止する形で進める予定との説明があった。またPF懇談会の賛助会員として企業からお金を集めることについても説明があった。ただし、研究会が懇談 会と独立しているため、必要予算がSPRUCよりかなり少ないとの説明もあった。
SPRUCとして企業賛助会員の考えはないかとの意見が出された。PFでの賛助会員予算は50万程度を目安としており、SPRUCから見ると小さすぎること、最初の段階では考えていないとの意見あった。
雨宮会長より今年度からSPring-8コンファレンスが社会への情報発信の形に変わり、利用懇ユーザーや研究会が発表する場ではなくなるため、利用促進委員会として来年度に向けて研究会ユーザーが発表するためにSP8シンポを復活する必要があるとの説明があった。
最後に、雨宮会長より懸案事項について意見がまとまりつつあり骨組みはできたと思われるため、この段階で評議員に意見を回すこと、会員にも知らせるとの連絡があった。

また今後は以下の詳細を詰める必要あることも議論された。
資料の図の作り直し等。
代表機関会議の登録の締め切りの決定
この件について、代表機関にSPring-8ユーザーとして自分の機関の誰が上がっているかのリストが必要との意見があった。JASRIから、課題代表者のリストとユーザーの人数のデータを送れるとの説明があった。
雨宮会長より9月中あたりをめどに進める。との意見が出された。
SPring-8コンファレンスが11月初めにあり、その時に評議員会も実施するので 10月中に感触がつかめているとよいとの意見があった。
次回WGは開催する必要があれば11/1,2のSPring-8コンファレンスの会場で開催するとの報告があった。
 
配布資料:
1:第1回改編検討作業部会議事録(案)
2:H23/6/21作成SPURC予算案
3:SPRUC会員について
4:評議員について
5:SPring-8利用者懇談会改編スケジュール(案)
6:SPUC 会則(案)
7:SPRUCへの代表機関としての参画のお願い
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SPring-8利用者懇談会 第1回改編検討作業部会(WG)議事録
日 時:
平成23年5月30日(月) SPring-8利用者懇談会評議員会終了後 15:00〜
場 所: SPring-8放射光普及棟中講堂
出席者: 委員:雨宮 慶幸、黒岩 芳弘、高原 淳、松井 純爾、朝倉 清高、坂田 誠、高尾 正俊
オブザーバー:中川 敦史、佐々木 園、久保田 佳基、篭島 靖、西堀 英治、佐藤 衛、高田 昌樹、野田 健治
事務局:牧田、坂川、杉本、八木(JASRI)
  評議員会に引き続き、高尾先生を加え自己紹介があった。
雨宮委員長より、評議員会の議論を前提に進めること、組織化率を100%にするには無料化が必要ことについて説明があった。

雨宮委員長より補足事項として文科省 室長・局長との話し合いの様子について説明があった。文科省から見て、現状のSPring-8利用懇(組織化率 30%)ではユーザーコミュニティとしてみなせないこと、場合によってはSPring-8を外してコミュニティとしてやったほうが良いのでは、もしくはそ れも視野に入れたほうが良い。との意見が出たことについて説明があった。また、SPring-8 IIにユーザーコミュニティの声が上がっていないこと、スクラップアンドビルドについてもユーザーコミュニティが声を出せるはずであることなど文科省で3 時間細かく会談できたことについて説明があった。また、文科省は真のユーザーコミュニティの意見が聞きたいこと、SPring-8の御用組織ではなく真の ユーザーコミュニティの声が聴きたがっている旨を報告された。

雨宮委員長より議論をどこからでもよいから開始するようにと発言があり、委員より以下の意見が上げられた。

・改編組織の活動内容について
雨宮委員長より、改編後の組織について説明があった。JASRIと理研に、個人の意見ではなく文科省にも認められた組織として意見が言えること、それを行 う仕組みとして代表機関・機関代表者が必要なことの説明があった。全ユーザーから意見を集めるという民意の説明として新宿区の区民を例に、評議員の投票の 機会はあることなどの説明があった。

坂田委員より現在の利用懇は研究会活動がメインであるが新組織は、JASRIと理研に物申すのがメインの活動に見えるとの意見があった。松井委員より過去の利用懇にユーザーが期待したこととして旅費の補助があったとの意見があった。

・代表者と機関代表者について
代表機関 30機関程度、機関代表者 50名程度を予定しており評議員候補者の推薦が主な職務であるとの説明があった。機関代表者は学識経験者であり幅広い視点から意見の言える人であるとの説明もあった。

委員より、機関代表者にシンポに来てもらうことで親和力を高めてほしいとの意見があった。機関代表者会議があったほうが良いこと、また学識経験者の集まりによりSPring-8のユーザーをサポートしてほしいとの意見があった。
代表者会議が直接SPring8に意見を言うパスは必要ないのか?との質問があった。

高尾委員より、企業は実際の研究担当者のユーザーではだめであり予算を握っている部長さんあたりに情報が回らないといけないことについて説明があった。そ のため、企業と大学でシステムを分けたほうが良いこと、ボスが知っているという強制的な仕組みをつくりボスがコミュニティを代表する形が良いとの意見が あった。
ユーザーを束ねている企業人をSPUCに入れてやってもらうことについて提案があった。
これについては、高田氏より同友会的なもので第2期案として展開すべきとの意見が出された。

・会員について
入会について原則、本人の自由意思はなく、SPring-8のユーザー登録時に自動的に会員になることが説明された。JASRIが事務局として会員管理を行う。ユーザーがオンラインで登録時にメッセージを表示し入会を了解する形にする。
会員期間の5年を伸ばすか?5年を超えた人をどうするか?について意見が出された。
また、学生についてどうすべきか意見が出された。萌芽的研究課題があるため実験責任者の学生も存在するため、学生が卒業した後をどうするか?について意見が出された。
高原委員より、学会を例にとり、学生会員500名/2500名程度は幽霊になる可能性があることについて説明があった。学生は会員期間を1年ごとにする意見が出された。

・新組織の予算について
雨宮委員長より文科省より理研から予算をもらうのは利益相反、御用組織となるためおかしいとの意見があることが説明された。ユーザーの意見の調査や収集のための経費をJASRIからもらう場合、名目上はOKなことも説明があった。
文科省に新組織自身が予算を取りに行くことが必須項目であるとの意見が出された。
JASRIの予算は補助金でありPFの予算は運営費交付金であるとの説明があった。
予算を急がないと新組織が進まないこと、新組織をつくることはメリット云々よりミッションであるとの意見が出された。

・利用懇の予算の新組織への引き継ぎについて
利用懇のお金はどうするのかについて意見が出された。残ったお金は、研究会は移行して継続するから新組織へ寄付する形が良いとの意見が出された。利用懇が解散するのに研究会が残るのは変に思えるとの意見があった。
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平成23年度 第1回 評議員会 議事録
日 時:
平成23年5月30日(月)13時30分
場 所: SPring-8放射光普及棟中講堂
出席者: 雨宮、中川、黒岩、松井、鳥海、片山、高原、村上、坂田、谷田、朝倉、広瀬
幹事:西堀、久保田、佐々木、篭島、佐藤
オブザーバー:高田、野田(以上、JASRI)
事務局:牧田、坂川、杉本
  最初に雨宮会長より挨拶があり、資料についての確認があった。
議 題: 1,前回議事録の確認
前回評議員会の議事録案が示され承認された。
2,23年度評議員紹介
出席した各評議員より自己紹介があった。
3,23年度幹事の承認
各幹事予定者より自己紹介があり、評議員によって幹事が承認された。

8,SPring-8利用者懇談会の改編について
先に議題の8を進めることとなった。雨宮会長より、SPring-8利用者懇談会の改編について経緯説明があった。SPring-8のユーザーコミュニティとして外部からみなされる組織を作る必要があるため、
・現状は全ユーザー数の30%程度の組織化率しかない。組織化率を100%にする必要があること
・SPring-8自体は、建設フェーズから利用フェーズそして円熟フェーズへ移っていること
・ユーザー数が増えたことに伴い、懇談会の在り方も変わらなければならないこと(量から質への変換が必要)について説明があった。
改編は来年4月を目指しており第0回幹事会資料を用いて、現状の問題点、スケジュール等について説明があった。

朝倉評議員よりPF懇談会の組織化率は20%であり、国際評価委員会で組織化率を高めるように指摘を受けたとの報告があった。PF懇談会の目標組織化率は 100%で、100%するには無料化が必須である。ただし、懇談会は無料化が目的ではない。ユーザーコミュニティとは何か?を考える上でユーザー帰属意識 を高める必要があるとの意見があった。現在、支出の削減、賛助会員の利用により無料化を検討しているとの報告があった。PF懇談会は、その下にユーザーグ ループが存在する。この議論は、7月の次回のPFシンポジウムで行われ、実施は、来年の7月を目指していると報告された。

村上評議員よりSPring-8に対して意見を言う、協力する方法について質問があった。またSPUCにおけるSPring-8と代表機関、機関代表者の関係について質問があった。
村上評議員の質問について雨宮会長より文科省との話し合いについて説明があった。
文科省からどう見えるかも重要であり、組織の仕組み、考え方が重要となるとの説明があった。

朝倉評議員より利用者懇談会とSPring-8の現在の関係、特に利用懇の影響力の大きさについて質問があった。

朝倉評議員の質問に対し雨宮会長より以下の回答があった。建設フェーズでは利用懇はSPring-8側から意見を求められる、または、意見を述べるという 機能を果たしていた。利用フェーズになってSPring8からみた利用懇の重要度は低下している。組織化率も低下し、負のスパイラルに陥っている、との説 明があった。

朝倉評議員の質問に対し坂田前会長より以下の回答があった。立ち上げ期のSPring-8の運営がしっかりする前と、現在の運営がしっかりした後では SPring-8と利用懇の関係は異なる。公式的には利用懇の意見をSPring-8に言うPASSがあるわけではない。ただし利用懇の事務局は JASRIに行ってもらっている。利用懇の運営目的は、最初はビームライン建設であり、それが途中から研究会主体にシフトした。また、利用懇は公式的には 任意団体であり、公式的には何の権限もない旨の説明があった。

朝倉評議員の質問に対しオブザーバーの高田氏より施設側として以下の回答があった。
SPring-8がしっかりする前としっかりした後で異なること、また、現在、新しいユーザーのプロジェクトは利用懇に興味を示さない状況にある。利用懇は納税者からの視点を持つ必要があるとの意見もあった。

朝倉評議員の質問に対し松井前会長より以下の回答があった。
最初は各研究会がビームラインを持てる、持ちたい、という意識が強かった。会員数もそれに伴い1200までに増えていった。SPring-8の高度化に資 する活動経費もあった。一方、最近の若い利用者は利用懇に入らなくなってきており、勧誘すると”入るメリットはなにか?”を問われるとの報告があった。主 な施設利用者は、最初はBLを作る人たち、次はBLを専門家として使う人たち、その次は利用だけする人たちであるとの説明があった。

高原前利用促進委員長より会員数は会費未納者の整理により減少したとの説明があった。
また会誌もなくなるため無料化が良いという意見が出された。

最後に、雨宮会長よりSPring-8利用者懇談会の改編検討WG候補者と改編スケジュールの説明があり、承認された。

4,利用促進委員会の紹介
雨宮会長より23年度利用促進委員会について資料4に基づき説明があった。
中川委員長より挨拶があった。
4月30日付の文化財研究会の発足について中川委員長により説明があり承認された。

5,22年度決算報告
西堀会計幹事より会計報告がなされた。昨年度の研究会での使用金額は30研究会で47万円と報告された。高原評議員より研究会の予算については、国からのお金ではなく会費ベースであるため使い勝手が向上していることを周知する必要があるとの意見があった。

6,23年度研究会の構成について
中川委員長より29の研究会が現在設置承認されているとの説明があった。

7,23年度予算について
西堀会計幹事より2つの予算案が出された。
案1は、今年度収支を±\0とする。案2は、研究会支援を増大させ繰越金を約\50万取り崩している。
SPUCの今後も踏まえて案1が承認された。記載ミスがあるため、最終版を送付する旨の説明があった。
中川利用促進委員長より、研究会の予算が増えた分について代表者へ研究会を開かせるようする工夫が必要であるとの意見があった。

村上評議員より、予算は一度配ったら終わりの形ではなく、見直しをしながら進めるべきとの意見があった。また、高原前利用促進委員長より、研究会は年度末 に集中するため、早めに開くよう働きかける必要があるとの意見があった。今年度の増額はまだ会員には全く知られていないため、早めに研究会に連絡を取る必 要があるとの意見があった。
配付資料
資料1:平成22年度第5回評議員会議事録案
資料2:平成23年度評議員名簿
資料3:平成23年度幹事名簿
資料4:平成23年度利用促進委員会名簿
資料5:平成22年度利用者懇談会決算資料
資料6:平成23年度研究会一覧(新設:文化財研究会設置申請書)
資料7:平成23年度利用者懇談会予算資料
資料8:SPring-8利用者懇談会の在り方 第1回WG資料

以 上

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