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第6回ホウ酸ガラス、結晶ならびに融体に関する国際会議

副題/演題 The 6th International Conference on Borate Glasses, Crystals and Melts
開催期間 2008年08月18日から22日まで
開催場所 イーグレ姫路(兵庫県姫路市)
主催 財団法人高輝度光科学研究センター
協賛者など 日本セラミックス協会ガラス部会
姫路市
IUCr2008
日本鉄鋼協会関西支部
形式 研究発表(学会)
分野 物質科学
概要

 本ワークショップは、ホウ酸ガラスを中心にして、それにホウ酸結晶ならびに融体の構造や物性から産業的な応用研究までを含めた幅広いホウ酸系ガラス物質に係わる唯一の国際的な会議である。この国際会議は、3年毎にホウ酸系ガラスの研究者や関連する産業の集積する欧米で主に開催されている。第1回会議は1977年に米New York、第2回は1996年に英Abington、第3回は1999年にブルガリアSofia、第4回は2002年に米Cedar Rapids、そして2005年に第5回は伊Trentoで開催された。第6回は2008年に、アジア地域で始めて、ホウ酸系ガラス研究に多大の貢献をしている日本での開催が決まった。なお、当該会議は、IUCr2008 Osaka(2008年8月23日~31日)のサテライトミーティングにもなっている。
 当該会議の対象となっているホウケイ酸系ガラスは、化学的特性や機械的特性ならびに熱特性が優れているために、ガラス材料の主要な製品となっている。また、光学特性を活かして、光ファイバー素材やランプ用材料の光学ガラスとしても利用している。最近は、低融点ホウ酸ガラスは、種々の積層コンデンサーの焼結材料やランプ部品のハンダ材料としての応用が期待されている。
 我が国には、世界的な主要企業から中小企業まで広範なガラス・セラミックス産業が集積しており、機能性ホウ酸系ガラス材料の研究開発でSPring-8を利用する関連企業が増え、ガラス・セラミックス産業への貢献が期待されている。これらの理由のために、当該国際会議の企画・運営は、産業利用推進室がJASRIの支援を得ながら行なう。また、会議のトッピクスは、従来の学術的な研究発表意外に、産業界の高い研究ポテンシャルやSPring-8の産業利用の特色を活かした研究発表も積極的に取り上げて行く方針である。
 なお、当該会議は,ホウ酸系ガラス分野の第一線で活躍している世界的に著名な国内外の研究者に講演を依頼し、充実した討論を行う予定である。また、民間企業の研究者や将来、ガラス産業で研究開発を目指す多くの学生ガラス・大学院生にも参加していて頂き、ガラス産業分野の発展にも貢献する事も目的にしている。

問い合わせ先 BORATE2008国際会議 事務局
+81-(0)791-58-0987
+81-(0)791-58-0988
borate2008@spring8.or.jp
最終変更日 2012-11-15 13:05