大型放射光施設 SPring-8

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第13回SPring-8夏の学校

概要

主催: (公財)高輝度光科学研究センター(JASRI: Japan Synchrotron Radiation Research Institute)
(独)理化学研究所 放射光科学総合研究センター、(独)日本原子力研究開発機構 量子ビーム応用研究部門、兵庫県立大学大学院物質理学研究科・生命理学研究科、兵庫県立大学高度産業科学技術研究所、関西学院大学大学院理工学研究科、東京大学放射光連携研究機構、岡山大学、北陸先端科学技術大学院大学 マテリアルサイエンス研究科
 
開催日程: 2013年6月30日(日)- 7月3日(水)
スケジュール (6月18日更新)
開催場所: SPring-8
兵庫県佐用郡佐用町光都1-1-1(播磨科学公園都市)
ポスター画像ポスター(1.3MB)   チラシ画像チラシ(1.3MB)
カリキュラム概要: 講義概要(7科目)
実習概要(18本のビームライン実習の内2科目選択)
 
レポート提出: 夏の学校終了後に講座7科目の内2科目、実習2科目の内1科目、合計3科目を選択してレポートを提出して頂きます。
 
参加費: 無料(但し宿泊費・交通費・食費は自己負担)  
参加対象: 大学院修士(博士前期)課程・学部4 年の学生
  ※ 所属大学で放射線業務従事者として教育を受け登録されていること
  ※ 主催大学には推薦枠があります*下記参照
 
定員: 60名程度
定員以上の申し込みがあった場合、大学院生が優先されます。また、登録内容も選考基準となります。
 
参加登録: WebでのOn-line登録による申し込みとなります。
参加登録の申し込みは締切らせて頂きました。

 
参加登録 受付期間: 2013 年4 月15 日(月)10:00 から5 月10 日(金)17:00 まで
選考結果はご登録頂いたe-mail宛に通知させて頂きました。ご不明な方は下記事務局までご連絡下さい。
 
参加についての注意点: *** 参加に際しては必ず所属研究室の教官の許可を得てください ***
① ビームライン実習に参加するためには放射線業務従事者であることが必須です。所属大学で予め教育を受け、登録しておいて下さい。この教育は来所予定日(夏の学校開校日:2013 年6 月30 日)から遡って一年以内に受講している事が必須です。最後の教育から1年以上経過している場合は再教育を受講しておいてください。
② 夏の学校開催期間中の怪我の補償、物品の損害賠償等に備え参加者は所属大学において学生教育研究災害傷害保険に加入していることが必須です。在籍中の大学窓口でご確認下さい。
③ 期間中、SPring-8内の宿舎に滞在を希望される場合はツイン(相部屋)になる可能性があります。予めご了承をお願い致します。遠方からお越しの場合は開校日前日からの宿泊をお勧めします。
 
*主催大学の推薦について: 主催大学からの推薦については各大学の下記担当教官にお問い合わせください。
❖ 兵庫県立大学大学院物質理学研究科・生命理学研究科 (科目名:放射光特別実習)>>> 担当:篭島 靖(かごしま やすし)
❖ 兵庫県立大学高度産業科学技術研究所 >>> 担当:庄司 善彦(しょうじ よしひこ)
❖ 関西学院大学大学院理工学研究科(科目名:物理学特殊講義IV) >>> 担当:水木 純一郎(みずき じゅんいちろう)
❖ 岡山大学大学院自然科学研究科(科目名:放射光科学実習) >>> 担当:横谷 尚睦(よこや たかよし)
❖ 東京大学放射光連携研究機構 >>> 担当:原田 慈久(はらだ よしひさ)
❖ 北陸先端科学技術大学院大学 マテリアルサイエンス研究科 >>> 担当:下田 達也(しもだ たつや)

兵庫県立大学大学院物質理学研究科・生命理学研究科(科目名:放射光特別実習)、関西学院大学大学院理工学研究科(科目名:物理学特殊講義IV)、岡山大学大学院自然科学研究科(科目名:放射光科学実習)では、スクール終了後に提出されたレポートを履修単位として認定する際の採点対象とします。
 
受講証明書 校長名での受講証明書の発行が可能です。必要な方は事務局までお申し出ください。
 
参加者の声: 第12回(2012年度)の参加者アンケートより

問い合わせ先

公益財団法人 高輝度光科学研究センター 研究調整部
  SPring-8夏の学校事務局
垣口(かきぐち)伸二、入潮(いりしお)慶子
e-mail:2013summerschool@spring8.or.jp
TEL: 0791-58-0987, FAX: 0791-58-0988

校長からのメッセージ

 百聞は一見にしかず」。「見る(観測する)」ことが科学の進歩・発展に大きく寄与することは歴史が教えてくれています。「見る」ためには光が必要で、見えないものを見えるようにするためには強い光が必要であることは、皆さんは実体験していることでしょう。まだ見たことのない原子や電子の世界を照らし、そこで起こる様々な不思議な現象を見えるようにしてくれるのが放射光です。豊かで安心・安全な持続性のある社会の実現は世界中の人たちが望んでいることです。このような社会の実現に物質科学や生命科学の進歩に負うところが大きく、これに放射光が絶大な働きをしているのです。SPring-8は、世界に3つしかない第三世代の大型放射光施設であり、しかもその中でも世界最大の放射光施設です。さらにSPring-8のサイトでは、夢の光といわれるX線自由電子レーザー(XFEL)SACLAが去年共用を開始し、これからますます播磨の地から新しい発見が続出することが期待されています。
 SPring-8からの光は、大学の実験室に設置されているX線発生装置と比較して赤外線からガンマ線までの広いエネルギー範囲にわたって6~7桁、あるいはそれ以上のX線強度(高輝度)が得られ、かつ平行性、偏光特性などを持っています。SPring-8では、世界各国からの研究者、技術者がこれらの特性を生かした最先端の研究をおこなっており、物理学、化学、工学、材料科学、医学、生命科学、農学、薬学、地球科学、さらにはこれらの融合新分野、また各分野の応用といえる産業利用と、非常に幅広い分野にわたって研究が展開されています。このような研究の最先端と将来への展望を知っていただくために、今後の日本の科学・技術を背負っていただく学部学生以上を対象として、「SPring-8夏の学校」を開校いたします。この夏の学校では、放射光の発生原理から利用研究まで最前線の研究者による講義、SPring-8の光を使った実習、研究者との交流など、放射光の魅力が分かるプログラムを用意しています。「SPring-8夏の学校」で最先端の「希望の光」の威力を体験・実感して、その魅力を存分に味わってください。これだけでなく、最先端で活躍している研究者との様々な交流を企画しています。研究者が身近に感じられ、彼らとのざっくばらんな交流、ふれあいが将来の道を選ぶヒントを得ることになるかもしれません。また、ここ西播磨の地は、宇宙から煌めく光をはっきり見ることもでき、まさに光の都です。多くの学生諸君の入校をお待ちしています。

関西学院大学 理工学部
(独)日本原子力研究開発機構 量子ビーム応用研究部門
  水木 純一郎


前回までの夏の学校については以下をご覧下さい。
 | 第12回(2012年) | 第11回(2011年) | 第10回(2010年) | 第9回(2009年) | 第8回(2008年) | 第7回(2007年) | 第6回(2006年) | 第5回(2005年) | 第4回(2004年) | 第3回(2003年) | 第2回(2002年) | 第1回(2001年) | 
最終変更日 2013-06-18 09:36