SPring-8, the large synchrotron radiation facility

Skip to content
» JAPANESE
Personal tools
 

BL02B1 概要

Inquiry number

INS-0000000581

ビームラインの概要

  BL02B1は、単結晶のX線回折実験を行うステーションであり、半導体検出器と4軸(ψ, υ, φ, 2θ)回折計が設置されています。ベンディングマグネット光源を2結晶モノクロメーターにより、設計上、8 keVから115 keVの単色X線を分光することが可能です。単結晶構造解析には、標準のエネルギーを30 keVとして20~60 keVのX線を用います。最近では、機能性材料の精密構造解析に重点を置きビームラインの整備が進められています。

研究分野

無機、有機物質を問わず単結晶の構造決定については、半導体検出器が用いられています。高エネルギーX線を用いることにより重原子を含んだ無機物質であっても吸収の効果をほぼ無視して構造決定することが可能です。統計精度の高いデータを収集することができ、電子密度レベルの精密構造解析を行うことも可能です。

キーワード

  • 分野
    結晶構造解析、精密構造解析、高エネルギーX線回折
  • 装置
    吹き付け低温装置(N2およびHe)、4軸回折計
    各種アタッチメント
    その場観察用ガス吸着装置、紫外線照射装置

光源と光学系

  BL02B1の光学ハッチ内には、2結晶分光器及びその下流側に白金コート全反射ミラーが設置されています。放射光X線は2結晶分光結晶で分光されます(エネルギー分解能:ΔE/E=10-4)。2結晶分光器の第2結晶はサジタル集光機構を採用しており、X線の水平方向の集光が可能です。下流側のミラーは、ベンド量を調整することによりX線の垂直方向の集光が可能です。この全反射ミラーは、X線の平行化及び垂直方向の集光だけでなく、高次光を除去するためにも配置されています(30 keV以下の低エネルギーで使用)。試料位置のビームサイズは、最小で垂直高さ0.2 mm(FWHM)、水平幅0.2 mm(FWHM)になります。この時の光量は最大で1010 photons/secとなります。

  • X-rays at Sample

      Energy range 8-115 keV
      Energy resolution ΔE/E = 10-4
      Photon flux <1010 photons/s
      Minimum beam size 0.2(H) × 0.2(V) mm2(FWHM)

実験ステーション

実験ハッチには、半導体検出器と4軸回折計が設置されています。

文献検索 

BL02B1 PUBLICATION SEARCH

 

連絡先

(注)e-mailアドレスは@マーク以下を省略していますので、アカウントの後に@spring8.or.jpを付けてください。

中村 唯我
(公財)高輝度光科学研究センター(JASRI)
〒679-5198 兵庫県佐用郡佐用町光都1丁目1-1
Phone : 0791-58-0833
FAX : 0791-58-0830
e-mail : ynakamura

一栁 光平
(公財)高輝度光科学研究センター(JASRI)
〒679-5198 兵庫県佐用郡佐用町光都1丁目1-1
Phone : 0791-58-0833
Fax : 0791-58-0830
e-mail : kichiyanagi

Maity Sumit
(公財)高輝度光科学研究センター(JASRI)
〒679-5198 兵庫県佐用郡佐用町光都1丁目1-1
Phone : 0791-58-0833
FAX : 0791-58-0830
e-mail : sumit050491

佐々木 俊之
(公財)高輝度光科学研究センター(JASRI)
〒679-5198 兵庫県佐用郡佐用町光都1丁目1-1
Phone : 0791-58-0833
FAX : 0791-58-0830
e-mail : toshiyuki.sasaki

Last modified