大型放射光施設 SPring-8

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SPring-8見学会 「液体試料チェンジャーを用いたX線小角散乱計測」 

開催期間 2022年02月06日 (日) 13時00分から17時00分まで
開催場所 大型放射光施設 SPring-8 蓄積リング棟実験ホール BL40B2
主催 (公財)高輝度光科学研究センター
形式 普及・啓蒙(研修会)
概要

 構造生物学II(BL40B2)ビームラインにおいて、水溶液サンプルを対象としたX線小角散乱法の見学会を開催します。高輝度放射光X線を利用した小角散乱実験は、ソフトマテリアルの機能とその階層的構造の相関を明らかにする実験手法として、幅広いユーザー層に利用されています。BL40B2では、本年度、タンパク質・合成高分子水溶液、ミセル水溶液などの構造解析を推進するために、PCの簡単なマウス操作や測定リストの作成によって、液体試料を収めたプレートからチップで抽出し、散乱計測を行うチャンバーまで輸送が可能となるアーム動作機構を導入します。この導入とビームライン機器の連携により、液体試料のX線小角散乱測定において実験ハッチの扉を開けることなく192サンプルの連続測定が可能となり利用者の負担軽減、測定の効率化が見込まれます。
 本見学会は、本装置に関する講習とビームライン見学を通して、ユーザーが本測定装置の特徴や利用上の留意点を理解し、今後の実験計画の立案に役立てることを目的としています。
持ち込み試料の測定はJASRIスタッフが行いますので、参加者の放射線作業従事者登録は不要です。
なお、新型コロナウィルス感染拡大防止に配慮し、希望者にはリモートでの見学会への参加を検討しております。

日時:2022年2月6日(日) 13:00~17:00までに終了

対象:
SPring-8における小角散乱計測の経験がなく、課題申請を検討している研究者。
※放射線作業従事者登録不要。

場所(実施ビームライン):SPring-8 蓄積リング棟実験ホール BL40B2

試料条件:
試料から2次元X線検出器までの距離は2mです。
およそ40nm程度のサイズが計測可能です。
試料は水溶液であることと低い粘性が必要ですので、申し込み後担当者とご相談ください。

プログラム


時間:13:00~17:00
内容: 参加者の試料計測(グループごと3試料)を行いつつ、小角散乱の原理、装置の説明、データ処理方法などの説明を行います。
計測および画像処理はスタッフが行います。
*リモート参加者の方の場合:事前送付された試料を、JASRIスタッフが測定を行います。測定データ送付後、後日、リモートにて打ち合わせを行います。

定員:若干名(1~2組) (1グループ2名以内)※1グループでも実施します。
・持込み試料について組成・濃度・量等について正確に記入ください。申し込み多数の場合の判断基準となります。
・ 申込者多数の場合は、当方での調整に一任願います。調整後、全ての申込者に参加の可否について連絡致します。
・ 申込順ではありませんのでご注意下さい。(早めにお申し込み頂いた場合でもご参加頂けない場合があります。)

集合場所
大型放射光施設 SPring-8 蓄積リング棟 Dゾーン D20ルーム

ユーザー持込試料
<持ち込み試料の制限は次の通り>
・ 安全、法規上問題のないもの
・ 計測後廃棄しても構わないもの(計測後の試料の回収はできません。)
・ 他参加者の目にふれても構わないもの
※測定は、室温・大気中で行います。
※試料については、必ず見学会の前にご相談ください。

その他の注意事項
・ 見学会への参加は無料です。
・ 見学会参加者への旅費支給等はありません。
・ SPing-8研究交流施設はご利用になれません。

申込方法:
参加申込は締め切りました。
お問い合わせ等は事務局までお願いいたします。


            

担当:(内容・試料・ビームラインの選択について)
散乱・イメージング推進室
太田 昇 (noboru_oatspring8.or.jp)  関口 博史(sekiguchiatspring8.or.jp)  

  

事務担当:(手続きについて)
利用推進部 普及情報課
担当:濱本 美和子(jasri-event@spring8.or.jp)

問い合わせ先 登録施設利用促進機関・公益財団法人高輝度光科学研究センター (JASRI) 利用推進部 普及情報課 担当:濱本美和子
0791-58-2785
0791-58-2786
jasri-event@spring8.or.jp
最終変更日 2022-01-27 22:47